2012年10月07日

「静子の日常」井上荒野

75歳の女性が主人公。
さらさらと読めた。
   
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高齢にもかかわらず水泳を始める静子。新しいことに挑戦し続ける姿勢がすごい。
どこの世界に75で水泳を始め、バタフライを25メートル泳ぎ切る女性がいるだろうか。

水泳は健康面で無理かもしれないが、PCの使い方は高齢者こそ学ぶべき。
「自分には無理」と最初から決めつけている人が、この世には多すぎる。

高齢者が主人公といえば、思い出すのが「三匹のおっさん」。
だが、ある意味3人いても静子のほうが強いのかもしれない。

彼女に勝てそうなのは、キヨの妻である芳江だろうか。
興味がある人は読んでみて。

井上の作品には当たり前のように出てくる不倫。
ここでも例外ではなかった。

「女たらしは役に立つ」

これは名言。よく覚えておこう。

嫁である薫子を待ち合わせ場所の本屋に呼ぶところなどはかなり過激。
レストランに静子がいるのも笑えた。だが表面はとても静か。

脇役も興味深い。
山田暁は女性を自分の部屋に入れる際、必ず窓を開ける。
これって私も含めてどれだけの男が実践できていることか。

「くるな」とメッセージを残した茗荷谷大五郎。
静子と大五郎の若き日のエピソードは別の機会に書いてほしいくらい。

著者の井上は、正直地味な作家。
しかし読者を飽きさせないだけの実力を持っている。

普通ならドロドロとした不倫を描いているにもかかわらず、かなり爽やか。
これが人気の秘密なのかもしれない。

井上作品で、すでに「ベーコン」は読んだ。
今度こそ直木賞作品、「切羽へ」を読むべきなのだろうか。
  
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『静子の日常』井上荒野著(中央公論新社)  

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posted by りゅうちゃんミストラル at 08:05| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!
トラックバックありがとうございました^^

こちらからもチャレンジしてみますね♪

うまくできたらいいんですけど(;^_^A

これからもよろしくです(≧▽≦)
Posted by ☆チュウ☆ at 2012年10月07日 20:19
☆チュウ☆さん、こんにちは。

TBは届いています。
こちらこそよろしくお願いします。
Posted by りゅうちゃん(管理人) at 2012年10月07日 20:49
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