2012年09月28日

「リリイの籠」豊島ミホ

女子高を舞台にした連作短編集。
瑞々しい文章が、とても印象的。
   
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この作家を知ったのは「Re-born はじまりの一歩」。
その後、「夜の朝顔」を読んだ。豊島ミホ単独の小説なら2冊目。

「銀杏泥棒は金色」
美術部の顧問から、好きなものを描くよう言われた春。
彼女はモデルとして金色の銀杏泥棒を選んだ。

「ポニーテール・ドリーム」
理科(化学)の教師が主人公。
服装が校則違反の由貴に、スカートが短いと注意するが・・・
おばさんスカートの教師も、女なんだよね。

「忘れないでね」
美奈は父親の都合で転校ばかりしている。
そんな彼女は、弾かれている子と仲良くする作戦を得意にしていた。

「ながれるひめ」
しっかり者の姉が教師としている女子高に、いいかげんな妹が教育実習でやって来る。
冷たく突き放す姉。当初、姉妹であることすら秘密にしたがる。
一方、妹は指導役の教師から厳しく指摘される。
姉妹にある溝というのは、結構この世に存在していることだろう。

「いちごとくま」
里香は、「かわいこぶっている」と見られている。
そんな彼女は、冴えない外見の実枝と仲良くしている。
そんな実枝に彼氏ができたと話題になって・・・

「やさしい人」
歩は頼まれて同窓会の幹事となった。
そんな中、球技大会のバレーで思い出のある木田芙見から連絡があり・・・

「ゆうちゃんはレズ」
弓道部でひとつ後輩の結生から告白された明子。
結生は以前からレズだと噂があった。

女子高だとバレンタインデーの時、同性にチョコを渡すことがあると聞いた。
それが恋愛として本気なのか、それとも「仲良しの印」なのか。

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どのエピソードも女子高でありそうな話ばかり。
作家にとっては日常を描くことこそ難しい。
表現者としての力量が、はっきり出てしまうから。

豊島ミホは表現力があり、かなり魅力のある作家。
今後も何冊か読んでみたい。

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リリイの籠 〔豊島 ミホ〕

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