2012年09月15日

「リング RING」百田尚樹

ファイティング原田を中心に、日本ボクシング界の歴史を語るノンフィクション。
しかも著者が「ボックス!」の百田尚樹。
   
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まず、著者が何度も書いているように、ボクシング界でチャンピオンと呼ばれる人間。
これが世界で8人しかいなかった時代があった。

現在のように、プロレスみたいな団体乱立が世界チャンピオンを劇的に増やした。
8人から60人以上に。
これではチャンピオンの価値が下がったといわれても仕方ない。

原田以前のチャンピオンといえば、白井義男
カーン博士とのコンビはまさに奇跡的な出会い。

博士の名言が心に残る。

「ヨシオ、君はこの試合に勝利することで、敗戦で失われた日本人の自信と気力を呼び戻すのだ」
(「リング」より引用)

矢尾板貞雄は、フジテレビの解説者として知ってはいた。
だが世界戦を目の前にして引退したエピソードは知らなかった。

人間関係で引退したとは。まさに「人に歴史あり」だ。
もし彼がいなければ。
ボクサーはその後も低い地位に甘んじなければならなかったかもしれない。

百田尚樹らしいのが、バーニー・ロスのエピソード。
ガダルカナル島での戦争経験。そして負傷したことによるモルヒネ中毒。
レフェリーとしてファイティング原田VSエデル・ジョフレ戦にリングへ上がったこと。
百田でなければ、こうしたことを書けなかったかもしれない。

 

表紙について。

この本、表紙がとても鮮烈。
白地に赤で鍛えられた肉体を荒々しく表現。ロゴも力強い。

本屋で平積みされていたら、必ず手にしてしまうだろう。
(私は実際手にした。読むのが遅れたのは図書館で待っていたため)
これほど強くイメージされた表紙というものを、私は知らない。

次に百田の作品を読むとしたら、「海賊とよばれた男」になるだろうか。
   

図書館で予約待ちが殺到しているので、読むのは相当後になるはず。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 07:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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