2012年07月25日

「家守綺譚」梨木香歩

ボートに乗ったまま、行方不明になった友人の家を守る。
その家には人以外の客が来る。文句なしの秀作。
 
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梨木香歩の作品は4作目。
今まで「西の魔女が死んだ」「裏庭」「エンジェルエンジェルエンジェル」を読んだ。

彼女の作品に共通しているのは、急いで読めないという点。
「西の魔女が死んだ」は普通のスピードで読めたが、後はとても時間がかかった。

主人公は学士の綿貫征四郎。作家としてはまだ半人前。
今から100年以上昔の話だ。場所は滋賀か京都付近かと思われる。

途中から加わる犬のゴロー。
そしてよく登場する犬好きな隣家のおかみさん。

そして何故か高堂も登場。
庭の草木がとても瑞々しく表現されている。

印象的なエピソードは、狸の恩返し。
河童も出てくる。

最後に出てくる「あの世」の話。
作家としてはどうしても書きたいテーマのひとつだろう。

魂を売ってでも経験したいと思う人が多いに違いない。
西洋ではないので、食べるのはリンゴではなく葡萄。

ところで梨木香歩は芥川賞の候補にはならないのか?
これだけ「人とは何か」「生きるとは何か」を表現できる作家がどれだけいるだろう。

2005年本屋大賞3位というだけでは評価が足りないのではないか?
もちろん、賞を獲らなかったからといって作品や作家の価値が下がるわけではないけれど。

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