2012年07月10日

「星を継ぐもの」J・P・ホーガン

星を継ぐもの」は、まさしく本格SFの傑作!
ホーガンにとってもデビュー作。この記事はネタばれあり。
   
【送料無料】星を継ぐもの

【送料無料】星を継ぐもの
価格:735円(税込、送料別)


近未来の2027年、月で発見された人間の遺体。
宇宙服で守られていたその遺体は、5万年前のものと推定された。

この遺体はどの星からやって来たのか?
多くの学者による調査が始まり、議論が沸騰する。

主人公は物理学者の英国人、ハント。
彼は月が他の惑星の軌道上からやって来たと考える。

どうして本書が本格SFの傑作なのか。
それは、「まじめにサイエンス」しているから。

ホーガンは、この作品を書くために多くの書物を読まなければならなかった。
生物起源論とはじめ、天体など多くの分野にまたがる知識が必要。

SFは、財宝や誘拐された姫がいなくても立派に物語が成立する。
それを本書は証明した。

本書を読んで、私は連続SFテレビドラマの「スペース1999」を思い出した。
1999年、月にあった核廃棄物が大爆発を起こす。

このショックで、月が地球の衛星軌道から外れる。
「星を継ぐもの」とは逆のパターンだ。

ジョルダーノ・ブルーノの名前が月面の地名として出てきたことも興味深い。
リンクを読んでもらえばわかるが、ブルーノは16世紀に今のイタリアで生まれた。

地動説を信じる哲学者であり、自説を曲げなかったために火炙りとなった。
当時のカトリック教会から見て、彼の存在は「反キリスト教的な」異端者でしかなかった。

この作品、シリーズになっている。
だが私は続編を読むことを躊躇する。

それは、生涯読む本に限りがあるから。
こうしたシリーズは読み始めると時間がいくらあっても足りなくなる。
それが怖い。

****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。





posted by りゅうちゃんミストラル at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。