600ページを超える厚い本だが、なかなか面白かった。
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伊坂幸太郎「首折り男の周辺」
本屋大賞になった「ゴールデンスランバー」で知られる。
間違えられた男など、物語を捻っている点は伊坂らしい作品。
近藤史恵「プロトンの中の孤独」
自転車ロードレースを描いた「サクリファイス」以前のエピソード。
石尾がチームのエースとなる以前が描かれている。
有川浩「ストーリー・セラー」
図書館シリーズ(私は未読)と「阪急電車」で知られる作家。
デザイナーのアシスタントから作家となった女性。
彼女の作品を知り、作家デビューを勧めた彼と結婚する。
このまま幸福な生活が続くと思われたのだが・・・
「アルジャーノンに花束を」を思い出す内容。
作者の有川は、強い女性が好きなのか。
米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」
この作家は今まで知らなかったが、これはいい作品だった。
毒を飲むよう言われるシーンをはじめ、なかなかの出来。
恐怖がこの作家の売りなのだろうか。
今度、この作家の作品を探して読んでみたい。
佐藤友哉「333のテッペン」
東京タワーの頂上で起きた殺人事件。
エアホッケーでの場面など、かなり笑えた。
私はこの作家も知らなかったが、この本で名前は覚えた。
道尾秀介「光の箱」
「月と蟹」で直木賞作家となった道尾。
残念なことに、私は今まで彼の作品を読んだことがなかった。
視点の変化が物語を立体化させている。
この手法は多くの作家が試みているが、この作品では成功している。
本多孝好「ここじゃない場所」
SFかと思わせる内容に好感を持った作品。
主人公の女子高生のキャラクターが面白い。
この作家も知らなかったが、記憶に残しておくべきなのだろう。
このシリーズ、すでに第2弾と第3弾が出ている。
3は図書館でもまだ予約待ちが数十人いる状態。
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今まで知らなかった作家の作品を紹介するシリーズとして、この本は成功している。
各作家の作品紹介もあり、企画の勝利といえる。
この本についての書評を読むと、その人の好みがよくわかる。
作家の紹介とともに、このシリーズで試されているのは読者かもしれない。
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