2011年11月13日

「卵の緒」瀬尾まいこ

瀬尾まいこの「卵の緒」を読んだ。
優れた作品だ。
   
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主人公は小学生の育生。
自分を捨て子だと思っている。

証拠として母親にへその緒を見せてくれるよう頼む。
母親の君子は息子に卵の殻を見せる。

この家には父親がいない。
そのことについては質問してはいけないと育生は決めている。

そんな母子家庭に朝ちゃんがやってくる。
彼は君子にとって上司だが、育生にとっての父親候補でもあった。

実の父親はどうしたのか?
それは物語の後半に描かれている。
普通の作家なら「荒唐無稽」で批判される内容を瀬尾は選んだ。

君子の考え方がすごく変わっていて面白い。
いじめられっ子でもないのに登校拒否をはじめた池内君との関係も自然に描かれている。

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同じ本に収録されている「7’s blood」も欠損家庭が描かれている。
母親の入院で、高校生の七子と一緒に暮らすことになった小学生の七生。

彼は父親の愛人の子だった。
彼の母親が傷害事件を起こして収監されている間、七子の家で暮らすことになった。

七生は姉の七子よりも家事をこなし、大人の顔色を伺うのが上手い。
弟の処世術を嫌う七子。

だが、次第に二人は距離を縮めていく。
腐ったケーキを食べるシーンは他の作家に描けるだろうか?

後半部分については、実際に読んだ人がそれぞれ感想を持てばいい。
私の拙い言葉では上手く表現できない。

瀬尾まいこは優れた作家だ。
多くのファンがいるのも納得できる。

普通の言葉で多くの人を引き込むさせるその手腕は注目に値する。
私は今後も彼女の作品を読むに違いない。

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卵の緒

↑二つの作品の名文句が紹介されている。
面白いので忘れないよう記録しておく。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 15:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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