2011年09月17日

「人間失格」太宰治

太宰の代表作のひとつ、「人間失格」を読んだ。
   
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主人公は葉蔵。
東北の、裕福な家庭に生まれた彼は、性的虐待も受けていた。

道化を演じつつ、中学まで優秀な成績だった葉蔵。
4年修了で旧制高校を受験し合格。

ここから彼の転落人生が始まる。
心中未遂に薬物中毒。ため息が出るような内容。


葉蔵は太宰であり、読者でもある。
この作品の読み手の多くは、葉蔵の中に自分を投影する。

人はどこかで演技している。
演技がばれることを恐れている。

だから、読者は葉蔵を全否定できない。
彼こそは、人間が持っている弱さの象徴だから。

誰もが少しは「恥の多い生涯」を送っている。
生きることはある意味、恥をかくこと。

私は三島の作品を敬遠してきた。
それはどこかで劣等感のある右翼的な三島を知るのが嫌だから。

同じように、人の弱さを安岡章太郎以上に表現する太宰。
読んでいると陰鬱な気分になる。

この作品を読むのなら、気分の浮沈を気にしたほうがいい。
沈んでいる時に読んだら、どうにかなってしまいそうだ。

次に太宰の作品を読むとしたら、「斜陽」になるだろうか。
もし読むとしても、時間を置きたい。

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