2011年09月14日

「幸福な食卓」瀬尾まいこ

変わった家族を描いた「幸福な食卓」を読んだ。
(ネタばれあり)
   
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この作品は、4つの短編で構成されている。

「幸福な朝食」

最初に飛び出してくるのは、父親をやめるという宣言。
ベテランの教員をしていた父親は、教員だけでなく父親までやめるという。

「バイブル」

最初のエピソードではまったく出てこなかった兄の彼女。
ここで連続して出てくるのは唐突過ぎる。
小林ヨシコ登場。

「救世主」

くじ引きで学級委員になってしまった佐和子。
お年寄りの前で歌うクラスの合唱がうまくいかない。

「プレゼントの効用」

学習塾で知り合った大浦君。
いつの間にか佐和子の彼氏に昇格。

クリスマスプレゼントを買うために、彼は新聞配達を始める。
彼の挑戦はうまくいったと思われたのだが・・・


主人公は、最初中学生の佐和子。
6つ年が離れている兄の直がいる。

その兄は、進学校から大学には進まなかった。
無農薬を作る団体に所属している。

母親は、夫の自殺未遂もあって別居状態。
だが家族と仲が悪いわけじゃない。
料理をしに、家に戻ってくることもある。

不器用で、見当違いの大浦君。
彼がこの世に存在した意味は何だったのだろうか。

願わくば、作者には誰も死なない終わり方を選択してほしかった。
「天国はまだ遠く」を先に読んだだけに、強くそう思う。

のほほんとした結末で、一部読者から「なんてぬるい作品!」と批判される。
この作者には、その批判が似合う。「ぬるさ」を貫いてほしかった。

それにしてもシュークリームが美味しそう。
オムライスやギターを持って励まそうとする直もいいキャラクター。

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