2011年09月11日

「ユージニア」恩田陸

毒を使った大量殺人事件。それが「ユージニア」。
   

日本海側にあるK市が事件の舞台。
医師会の中心で地元の名家、青澤家。

親子三代が同じ誕生日であることから、その日多くの人が集まっていた。
青澤家に届けられたビールとジュースに、青酸化合物が混入していた。
知らずに飲んだ人々が次々と倒れる。

まずおかしいのは、当日に届けられた飲み物をすぐに出すということ。
瓶入りの飲料はすぐに冷えることはない。
青澤家で生ぬるい飲み物を出したのだろうか?

もうひとつは、猫がジュースをなめて死んだ件。
猫がジュースをなめる?
しかも、事件当日に不審な死に方をしていた猫がいたら。
警察は不思議に思わないだろうか?

その他、疑問点は多くある。
この作品の謎について書いた、こんなページもある。

恩田陸「ユージニア」

↑編集部にかかってきた電話など、分からないことだらけ。
私は映画でも小説でも「分からないからいい」ということは言いたくない。

犯人が分からない小説に、桐野夏生の「柔らかな頬」(直木賞受賞作)がある。
「ユージニア」との共通点は、読み終わった後の重い疲労感。

この小説は、ミステリーに分類できない。
また、作者の才能が発揮し切れている作品でもない。
だから、私はこの作品を高く評価できない。

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「ユージニア」感想(恩田陸著)

#373 ユージニア  恩田陸

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posted by りゅうちゃんミストラル at 10:22| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お取り上げいただきありがとうございます。だいぶ前に書いた所感で、今読むとまた違った感想が出るかもしれません。わけのわからない事件が多いと作者も正直に判らない心境を作品にしたのかなと思った………と当時感じたのでしょう。
関連したものをTBさせていただきます。
Posted by よっちゃん at 2011年09月12日 22:08
よっちゃんさん、こんにちは。

来訪ありがとうございます。
どうしても、私はこの作品を高く評価できません。

いつか再読することがあれば、また違った感想が書けるのかもしれません。
Posted by りゅうちゃん(管理人) at 2011年09月13日 10:38
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