2011年07月12日

「パイロットフィッシュ」大崎善生

「パイロットフィッシュ」を読んだ。
大崎の作品を読むのは「将棋の子」「聖の青春」以来。将棋以外のテーマは初めて。
   
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主人公の山崎隆二は41歳のアダルト雑誌編集長。
方向音痴で何にしろ選択が不得意。

大学時代の恋人、由希子から真夜中に電話がかかってくる。
二児の母となった由希子はプリクラを撮ろうと山崎を誘う。

大学時代と現在。
カットバックを駆使しながら物語は進む。

作品に出てくる北欧のグループとは、アバのこと。
以前、アメリカのパウエル国務長官(当時)はこう言った。

「スウェーデンで有名なものが三つある。アバ、ボルボ、そしてリンドだ」

ボルボは車。リンドは女性の外務大臣。
03年に買い物途中ナイフを持った男に襲われて死亡した。

男の大崎は、由希子の心情や行動を理解し表現できていたのか。
私には山崎の前から姿を消した行動については理解できる。

だが、夜中に電話をかけてプリクラに誘うのは「あり」なのか。
疑問が残った。彼女はどうしたかったのだろう。

離れていく旦那に寂しさを感じ、伊都子のこともあって電話をかけただけか。
それ以上のものを、山崎に求めていたのか。

可奈は結局どうしたんだろう。手紙を山崎に残し、姿を消す。
続編で明らかになったりするのだろうか。


次に大崎善生の作品を読むとしたら。
山崎が再登場する「アジアンタムブルー」になるのだろうか。
「パイロットフィッシュ」の中にもアジアンタムブルーが紹介されていた。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 10:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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