この件で原発論争が起きている。
福島第1原発:東電社員の父持つ小6の手紙 全国から反響(毎日新聞)
小学生が議論するのはいいことだ。
だが今回の場合、原発事故という大きな問題。
一時的にせよ「人の住めない地域」をつくった事故での議論は悲しいこと。
一見、「みんなが悪い」というのは正しいことに思える。
だが、それで済んだら何も解決しない。
大きな事故には誰かが責任を取る必要がある。
もちろん、東電には大きな責任があると言える。
何しろ東電は直接原発建設に関わっている。
もし原発が危険なら、前もって国民に説明すべき。
ところが実際はどうだったろう。
「安全です」「電気も安いです」と宣伝していなかった?
私自身はずっと前から原発の危険について訴えていた。
しかし東電をはじめ、そうした声にどれだけの人が耳を傾けたか?
この手紙を書いた少年は、父親に質問してみるといい。
さらに大きな疑問がある。
手紙の少年は原発を全廃すべきだと考えているのか?
この点も、よく父親に訊いてみるといい。
さらに、こうも書いている。
「原発を造らなければならなかったのは、地球温暖化を防ぐため」
(太字部分、上の記事から引用)
温暖化と原発をリンクさせる論理は、ここ数年で出てきた。
事故を起こした福島原発を建設する時に、地球温暖化の話が出てきたろうか?
手紙は時間の流れを無視して東電の主張を鵜呑みにしていないか?
正直、私はこの手紙で心が動かなかった。
「ではどうしたらいいか」という点が欠けているからだ。
(私は要旨しか読んでいないので、分からないだけかもしれない)
私は願う。
この少年が、父親と決別してでも脱原発を訴えることを。
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