(この記事、ネタばれあり)
おばあちゃんの世話をすることになったコウコ。
夜中にトイレに連れて行くのが彼女の役目。
その代わりに、欲しかった熱帯魚飼育を許される。
ところが美しいエンゼルフィッシュは、残忍な一面を持っていた。
コウコと若き日のさわちゃん(おばあちゃん)が交互に出てきて進行する。
最近、こうした形式の小説が多い気がする。
ストーリーに奥行きが出るからだろうか。
私が読めなかったのは、テーブルの引き出しから出てきた天使の像。
これが3つ目の「エンジェル」だったわけだ。
作者にしてやられた。
エンゼルフィッシュがネオンテトラを食べるということ。
熱帯魚ではあり得ることだそうで。
ペットショップではそうしたことを教えてくれないのだろうか。
小学生が実際に飼ってみて、現実を見たらショックが大きいだろうに。
今まで梨木作品は、「西の魔女が死んだ」と「裏庭」を読んだ。
次に読むとしたら、「家守綺譚」になるのだろう。
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