2011年06月17日

「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の短編集、「フィッシュストーリー」を読んだ。
   
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以下の4つの短編で構成されている。

私はすでに「ラッシュライフ」「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んでいた。
なので伊坂の世界にすぐ馴染めた。

「動物園のエンジン」

登場人物が、別の作品とつながっている。
これは伊坂の特徴でもある。

もし私が仙台の動物園に行ったとしたら。
このエピソードを思い出すだろう。

その時、レッサーパンダは戻されているのか?
それとも行方不明のままか。

正直、オヤジギャグが疲れる。
深い印象はない。

「サクリファイス」

泥棒の黒澤が、探偵としてある依頼を受けて過疎の村で人を探す。
「落人伝説」が日本各地にあったくらいだから、この話は荒唐無稽でない。

「フィッシュストーリー」

今もどこかに、「正義の人」がいる。
そして活躍の時を待っている。

埋もれていく人々は多い。
だがその埋もれていく中で、後に何かを残す人がいる。

そう考えると楽しい。

「ポテチ」

泥棒の黒澤が脇役でまたも登場。
だが、その他の登場人物が面白い。

これからは、野球を見る目が違ってくるかもしれない。
ホームランは、ただ遠くに球が飛ぶってことじゃない。

文句があるとすれば、黒澤が監督を陥れるために行った作戦。
それ自体が荒唐無稽だし、黒澤のキャラクターでもない。


今後も伊坂は仙台を舞台に、作品をつなげていくのだろう。
だが彼の能力は、こんなものではないはず。
次に読む作品に期待する。

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伊坂幸太郎さんの「フィッシュストーリー」を読み終える♪

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