2011年06月12日

「異邦の騎士」島田荘司

「異邦の騎士」を読んだ。
(この記事、ネタばれあり)
   
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私は島田作品も初めて読む。
最初にこの作品を選んだのは、ネットでの評価が高かったからだ。

私は御手洗シリーズでも別の作品を先に読むべきだったのか。
だとしたら選択ミスだ。初期の作品ということで、これを選んだ。


公園で眠っていた男。
自分が誰だかも思い出せない。
宮部みゆきの「レベル7」を思い出す始まり。

男がいたのは東京の高円寺だった。
そこで石川良子という若い女性と出会い、同棲するようになる。

名前さえ思い出せない男は石川敬介を名乗り、工員となる。
やがて明らかになる男の過去。

東横線の車内で見かけた看板から男は占いの御手洗と出会う。
変人の御手洗こそ、男の謎を解き明かす人物だった。

見つかった免許証から、彼の名は益子秀司だとわかる。
彼には妻子がいたものの幼い子は死に、妻は首吊りの状態で見つかる。

「俺は愛する妻と子を殺した男なのか」という言葉はどこかおかしい。
もし、男が妻子を殺した容疑者として警察から追われている内容ならばまだわかる。
ところが実際には容疑者どころか母子殺人事件にすらなっていない。


正直、あまり感動はなかった。
登場人物に感情移入もしなかった。

鏡を見られないという「鏡恐怖症」は実際にあるだろう。
だが、実生活ではかなり困らないか。
村上春樹が以前何かで書いていたけれど、ヒゲを剃るのに鏡がないととてもやりにくい。

「記憶の入れ替え」にしろ、トリックが苦しくないだろうか。
改訂版を出したところにも、作者が稚拙な部分を認めていることがわかる。

「驚愕のラスト」との声があるけれど、私には理解できない。
泣くこともなかった。私の神経が磨耗してしまっているからか。

このシリーズ、別の作品を読むかどうか。
読みたい本は多く、選択に悩むところだ。

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