2011年06月07日

原発事故で献血差別

福島県いわき市の男性が、献血を断られた。
この件は、いろんなことが考えられる。

  採血用ベッド 

東日本大震災:福島男性「献血断られた」 抗議受け日赤「教育再徹底」
(毎日新聞)


5月末に東京で献血しようとしたこの男性。
問診の際だろうが、こう話した。

「原発の近くにあるいわき市から来たので、放射線を浴びているかもしれない」
(上の記事から引用)

担当の検診医はこう言った。

「心配ならば控えた方がいい」
(同じく記事から引用)

その後、男性の妻から抗議があったという。
日赤はこうコメントしている。

「検診医が献血による心身への負担など健康に配慮し実施を見送ったようだ。福島県民の献血を断る規定などはないが、検診医の放射能への理解が十分でなかった可能性もあり、現場教育を再度徹底する」
(同じく記事から引用)

現場でどのようなやり取りがあったのか。
この報道だけで判断するのは危険だろう。

それでは日赤に問題はないのか。
残念なことに、日赤にも多くの問題がある。

こう言っては何だけど、日赤の職員でも「献血が善意」ということを理解していない人が多い。

私自身、日赤の部長に暴言を浴びせられたことがある。
最終的にはこの部長が弁護士を通じで謝罪してきた。

その間、職員たちはこの暴言をどうやってごまかすか。
そればかりが目立った。

「献血が善意」だと理解できない。
それは血液を必要とする患者に負担となる。
日赤の職員はその点を肝に銘じるべき。

日本で献血業務を一手に引き受けている日赤。
独占が悪影響につながることは否めない。

何しろ無償である献血が売血由来の血液製剤よりより高価。
この状況はほとんどの人が知らない。
詳しくは以下の記事に書いた。

血液製剤の外国産は安全か?  

血小板20単位は何と18万円もする!
私を含め、無料で提供した血液なのに。

血小板20単位18万円の驚き!

福島での原発事故と献血については他にも考える必要がある。

気になるのは、福島原発の作業員。
累積被ばく量が100ミリシーベルトを超えた作業員。
「本人の健康状態への配慮」を理由に半年間、献血を制限する。

患者ではなく、作業員への配慮から献血を制限すること。
この点は注目。

つまり、累積被ばく量が100ミリシーベルトを超えた場合でも。
採取された血液は基本的に使えるということになる。

あまり知られていないことだが、抜き取られた血液は放射線処理される。
この件で担当した医師は、件の男性に放射線処理の説明さえしていないのではないか。

この件は福島原発と放射線が絡んでいる。
医師から男性への説明があれば避けられたトラブル。
今回の報道も、それに含まれるかもしれない。

正直、献血を担当する医師はやる気のない人も多く存在している。
私自身、担当医師の「ハズレ」は何回も遭遇した。

また、福島県にいたことで献血が断られるなら。
少子高齢化が進む日本で血液不足はさらに加速する。
「献血を申し出るのが間違い」と、この男性を責めるのは愚かでしかない。

この件でmixiの日記を読むと、この点を無視して書かれた記事がとても多い。
そればかりか無知と偏見に満ちた日記が多いのは驚きだ。

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<献血拒否>放射線被ばく理由に いわき市の男性が抗議

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posted by りゅうちゃんミストラル at 09:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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