この中に、原発事故を描いた「赤富士」がある。
![]() 夢 |
映画を観ていない人でも、以下のページでイメージをつかむことができる。
原発震災『夢』の現実味(浜岡原発リポート)
原発が爆発し、放射性物質が撒き散らされた日本。
このセリフが印象的だ。
でもね、原発は安全だ、危険なのは操作のミスで原発そのものに危険はない、ぜったいミスは犯さないから、問題はないってぬかしたヤツは、許せない!あいつらみんな縛り首にしなくっちゃ。死んだって死にきれないよ!
(赤字部分、上記のページから引用)
黒澤は、預言者だったのか。
福島原発事故の後、この映画を思い出す。
次の「鬼哭」も、核汚染された世界を描いている。
巨大なタンポポ、奇形のバラ、そして角が生えた人。
この角は痛みを伴う。
しかし人はすぐに死ねない。
この角が何を意味しているのか。
黒澤がこの部分で問いかけたものは大きい。
紹介ついでにもうひとつ。
このブログでは、何度も「原発事故に冷静な日本人」のことを書いた。
そう思っていたら、こんな記事がmixiで紹介されていた。
暴動もテロも起こらない平和な放射能汚染国ニッポン
「夢」みたいに、放射性物質に色をつけなければ。
多くの日本人は、この国難を真剣に受け止めることはないのか。
黒澤は、福島原発事故をどう見ているのか
あの世に電話して訊いてみたい
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関連記事
震災直後から、「夢」と福島原発事故について書いたブログは多い。
そのうちのいくつか紹介する。
黒澤 明『夢』ー赤富士ーより
黒沢明監督の映画「夢」と福島原発爆発
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