2011年04月22日

沖縄集団自決訴訟、大江さん側勝訴

沖縄での集団自決をめぐる訴訟.
最高裁でも大江健三郎さん側の勝訴だった。
第一小法廷(白木勇裁判長)は原告の上告を棄却した。
   
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「沖縄ノート」訴訟 集団自決の軍関与を認めた判決確定(asahi.com)

裁判で問題となったのは大江健三郎さんの「沖縄ノート」をめぐる記述。
集団自決に旧日本軍の関与はあったのかが争点となった。

1審の大阪地裁では旧日本軍の関与を認めた判決が出た。
2審の大阪高裁でも「軍の関与」は認められた。

そして最高裁での上告棄却。
これにより、長くかかった法廷での争いも決着がついた。

すでに地裁と高裁ではっきりと判断が出ている裁判。
改めて最高裁で判断を下す必要はないと判断したのだろう。

この裁判、日本がいかに戦争への議論をしてこなかったか。
それを示してはいないか。

恐ろしいのはこれからのこと。
戦争を語る年代がいなくなることで、近い将来こんな声が出るだろう。

「沖縄で集団自決なんてあったの?」

人は忘れるようにできている。
だが忘れてはならない歴史がある。

その際、どう歴史を伝えていくか。
それを考える必要がある。
教科書検定は、この判決で大きく影響を受けるのだろうか?

追記

この件は、多くの新聞で取り上げられている。

大江氏側が勝訴 「集団自決」訴訟(沖縄タイムス)

旧日本軍の集団自決関与はこの裁判で認定された。
また大江さんは会見を開いた。

「沖縄は日本人の課題」 勝訴確定した大江さん訴え(東京新聞)

会見でこう述べた。

「沖縄の未来は、日本人の大きな課題であり続けなければならない」
(太字部分、上記東京新聞の記事から引用)

原爆と原子力についてもこう語った。

「広島・長崎で私たちが得たのは、原子力の利用には慎重でなければならないということ。福島第一原発の教訓を強く受け止めなければ、未来はない」
(これも東京新聞の記事から引用)

まったくそのとおりだ。
一部の人による「日本核武装論」などという意見がいかに間違っているか。
改めて知るべき。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 17:13| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
 リンクありがとうございました。
 自分たちの世代にとっては、すべては伝聞情報であり、その伝聞情報の伝え手がそれぞれのイデオロギーで語るので、どれが真実だったのかもわかりづらくなっています。
 ましてや、次の世代ではどうなっているのか、今回の福島のこともどうなることか。。。
Posted by 樽井 at 2011年04月27日 22:15
樽井さん、こんにちは。コメントありがとうございました。

沖縄戦に関しては、まだ経験者の話を直接聞けるだけいいのかもしれません。
次の世代には、本当にどうなっていることでしょう。
とても不安です。

またそちらにお邪魔するかもしれません。

Posted by りゅうちゃん at 2011年04月28日 09:17
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