2015年03月31日

桜が満開!

満開になった上野公園の桜。
現地に行かなくても動画で見られます。

 

こんな動画も。

 

 



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タグ: 満開
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甲子園で2打席連続満塁ホームラン!

甲子園のセンバツも、準決勝。
敦賀気比の松本選手が史上初、2打席連続満塁ホームランを達成した。

 

敦賀気比・松本、2打席連続満塁ホームラン 春夏通じ初(asahi.com)

夏春連覇がかかっていた大阪桐蔭を相手に11−0と圧勝。
決勝に進んだ。

この試合、2回のスイングで8打点の活躍をした松本選手は背番号17。
今後、この番号を希望する選手が増えるかもしれない。

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書評(作家別一覧)


あ行の作家

青山七恵 「かけら」 「ひとり日和」

赤染晶子 「乙女の密告」

芥川龍之介 「蜘蛛の糸 杜子春」 「薮の中」 「地獄変」

浅倉卓弥  「四日間の奇蹟」 「追憶の雨の日々」

浅田次郎 「地下鉄に乗って」 「椿山課長の七日間」 「姫椿」 「終わらざる夏」

「天切り松 闇がたり 1 闇の花道」 「天切り松 闇がたり 2 残侠」 「天切り松 闇がたり3 初湯千両」 

「天切り松 闇がたり 4 昭和侠盗伝」 「天切り松闇がたり 5 ライムライト」

あさのあつこ 「ランナー」「スパイクス」 「レーン ランナー3」  

朝吹真理子 「きことわ」

芦原すなお 「ミミズクとオリーブ」

安部公房 「砂の女」

綾辻行人 「十角館の殺人」

有川浩 「阪急電車」 「ストーリー・セラー」 「レインツリーの国」

「海の底」 「クジラの彼」 「三匹のおっさん」 「三匹のおっさん ふたたび」

 「旅猫リポート」 「県庁おもてなし課」 「空飛ぶ広報室」

五十嵐貴久 「1985年の奇跡」 「ぼくたちのアリウープ」

池井戸潤 「空飛ぶタイヤ」 「下町ロケット」

伊坂幸太郎 作品が多いので別のページ

石田衣良 作品が多いので別のページ

市川拓司 「弘海 息子が海に還る朝」 「そのときは彼によろしく」

五木寛之 「レッスン」

稲見一良 「ダック・コール」

井上荒野 「夜を着る」 「静子の日常」 「切羽へ」 「夜をぶっとばせ」

井上ひさし/(絵)萩尾望都 「水の手紙」

伊藤たかみ 「八月の路上に捨てる」 「誰かと暮らすということ」 「海峡の南」

絲山秋子 「沖で待つ」 「袋小路の男」

乾くるみ 「リピート」 「イニシエーション・ラブ」 「スリープ」

上橋菜穂子 「精霊の守り人」 「闇の守り人」

歌野晶午 「葉桜の季節に君を想うということ」

冲方丁 「天地明察」 「もらい泣き」

円城塔 「道化師の蝶」 「これはペンです」

遠藤周作 「深い河」 「海と毒薬」 「沈黙」 「白い人・黄色い人」

大江健三郎 「死者の奢り・飼育」

大岡昇平 「野火」

大崎善生 「将棋の子」 「聖の青春」 「パイロットフィッシュ」 

「アジアンタムブルー」

大島真寿美 「ピエタ」 「ゼラニウムの庭」

岡嶋二人 「タイトルマッチ」

小川洋子 作品が多いので別のページ

荻原浩 「明日の記憶」 「月の上の観覧車」 「誰にも書ける一冊の本」 

「幸せになる百通りの方法」 「コールドゲーム」 「あの日にドライブ」

奥田英朗 「サウスバウンド」 「イン・ザ・プール」 「空中ブランコ」 「家日和」

恩田陸 「夜のピクニック」 「六番目の小夜子」 「ネバーランド」

「ユージニア」 「ブラザー・サン シスター・ムーン」 「光の帝国」


か行の作家

海堂尊 作品が多いため別のページ

垣根涼介 「ワイルド・ソウル」

梶尾真治 「黄泉がえり」

川上弘美 「センセイの鞄」 「神様」 

角田光代 作品が多いため別のページ

金原ひとみ 「アッシュベイビー」

川島誠 「神様のみなしご」

川西蘭 「セカンドウィンド 1」 「セカンドウィンド 2」

川端康成 「雪国」 「眠れる美女」

川端裕人 「今ここにいるぼくらは」

川村元気 「世界から猫が消えたなら」

貴志祐介 「悪の教典」 「クリムゾンの迷宮」 「青の炎」

北林一光 「ファントム・ピークス」

北村薫 「スキップ」 「ターン」 「鷺と雪」 「盤上の敵」

窪美澄 「ふがいない僕は空を見た」 「晴天の迷いクジラ」 

小池真理子 「倒錯の庭」

小松左京 「復活の日」

近藤史恵 「サクリファイス」 「エデン」 「サヴァイヴ」 「キアズマ」 

「天使はモップを持って」 「モップの精は深夜に現れる」 

「ダークルーム」 「はぶらし」 「砂漠の悪魔」 「シフォン・リボン・シフォン」 

さ行の作家

齋藤智裕 「KAGEROU」

斎藤美奈子 「名作うしろ読み」

佐々木譲 「制服捜査」 「廃墟に乞う」 「ベルリン飛行指令」

「ストックホルムの密使(上)」 「ストックホルムの密使(下)」 「エトロフ発緊急電」

佐川光晴 「おれのおばさん」 「鉄童の旅」

鷺沢萌 「葉桜の日」「果実の舟を川に流して」

桜木紫乃 「ホ-テルローヤル」 「ワン・モア」

佐藤多佳子 「一瞬の風になれ」第一部 第二部 第三部

「黄色い目の魚」 「ごきげんな裏階段」

敷村良子 「がんばっていきまっしょい」

雫井脩介 「虚貌」

司馬遼太郎 「燃えよ剣(上)」 「燃えよ剣(下)」 「ペルシャの幻術師」

島田荘司 「異邦の騎士」

島本理生 「ナラタージュ」

白石一文 「ほかならぬ人へ」 「快挙」

庄野潤三 「プールサイド小景/静物」

真保裕一 「連鎖」

鈴木光司 「楽園」

瀬川晶司 「泣き虫しょったんの奇跡」

重松清 作品が多いので別のページ

芝田勝茂 「進化論」

瀬尾まいこ 「天国はまだ遠く」 「幸福な食卓」 「優しい音楽」 

「戸村飯店青春100連発」 「卵の緒」


た行の作家

高木彬光 「誘拐」

太宰治 「人間失格」 「斜陽」 「走れメロス」

高畑京一郎 「タイム・リープ あしたはきのう」

高野和明 「グレイヴディッガー」 「ジェノサイド」 「幽霊人命救助隊」

「13階段」

田中慎弥 「共喰い」

谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

辻仁成 「サヨナライツカ」 「海峡の光」

辻村深月 「ぼくのメジャースプーン」 「冷たい校舎の時は止まる」 

「ふちなしのかがみ」 「ロードムービー」 「ツナグ」 「鍵のない夢を見る」

壺井栄 「二十四の瞳」

津村記久子 「ポトスライムの舟」

天童荒太 「悼む人」 「静人日記」 「孤独の歌声」

豊島ミホ 「ぽろぽろドール」 「リリイの籠」 「日傘のお兄さん」


な行の作家

中勘助 「銀の匙」

長嶋有 「猛スピードで母は」 「パラレル」 「夕子ちゃんの近道」

中島京子 「小さいおうち」

中田永一 「くちびるに歌を」 「百瀬、こっちを向いて。」

長野まゆみ 「天然理科少年」

中村航 「僕の好きな人が、よく眠れますように」 「100回泣くこと」 

「あのとき始まったことのすべて」 「恋するスイッチ」(絵 宮尾和孝)

中村文則 「土の中の子供」 「世界の果て」 「掏摸」

中脇初枝 「きみはいい子」

梨木香歩 「西の魔女が死んだ」 「裏庭」 「エンジェルエンジェルエンジェル」

「家守綺譚」

夏川草介 「神様のカルテ」 「神様のカルテ2」 「神様のカルテ3」

夏目漱石 「こころ」

西加奈子 「さくら」 「ふくわらい」 「炎上する君」

西川美和 「きのうの神さま」

西村賢太 「苦役列車」 「寒灯」

貫井徳郎 「灰色の虹」 「明日の空」 「乱反射」 

「慟哭」 「プリズム」

沼田まほかる 「ユリゴコロ」 「猫鳴り」 「痺れる」 「九月が永遠に続けば」

野沢尚 「魔笛」

乃南アサ 「凍える牙」

法月綸太郎 「キングを探せ」 「ノックス・マシン」


は行の作家

橋本紡 「空色ヒッチハイカー」 「流れ星が消えないうちに」

帚木蓬生 「アフリカの蹄」

原田マハ 「楽園のカンヴァス」 「でーれーガールズ」 「総理の夫」

葉室麟 「蜩ノ記」

福田栄一 「夏色ジャンクション」 「エンド・クレジットに最適な夏」

東川篤哉 「謎解きはディナーのあとで 「謎解きはディナーのあとで2」

東野圭吾 作品が多いので別のページ

姫野カオルコ 「よるねこ」

百田尚樹 「ボックス!」 「リング RING」 「輝く夜」 「永遠の0」

福井晴敏 「終戦のローレライ」 「川の深さは」 「Twelve Y.O.」

藤岡陽子 「トライアウト」 「海路」

藤原伊織 「テロリストのパラソル」 「ダナエ」

星新一 「竹取物語」現代語訳

誉田哲也 「ストロベリーナイト」 「ソウルケイジ」 

「武士道シックスティーン」 「武士道セブンティーン」 「武士道エイティーン」

ま行の作家

万城目学 「偉大なる、しゅららぼん」

松本清張 「点と線」 「砂の器」

三浦しをん 「風が強く吹いている」 「まほろ駅前多田便利軒」 「まほろ駅前番外地」

「神去なあなあ日常」 「舟を編む」 「光」

三上延 「ビブリア古書堂の事件手帖」 「ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常」 

「ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆」 「ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔」

三木清 「人生論ノート」

三崎亜記 「となり町戦争」 「バスジャック」

三島由紀夫 「愛の渇き」 「獣の戯れ」 「金閣寺」

道尾秀介 「向日葵の咲かない夏」

光原百合  「十八の夏」

湊かなえ 「告白」 「少女」 「境遇」 「贖罪」 

「夜行観覧車」 「往復書簡」 「花の鎖」 「サファイア」

宮木あや子 「憧憬☆カトマンズ」

宮下奈都 「スコーレNo.4」 「誰かが足りない」 「太陽のパスタ、豆のスープ」 

「遠くの声に耳を澄ませて」 「田舎の紳士服店のモデルの妻」 

「よろこびの歌」 「終わらない歌」

宮部みゆき 作品が多いので別のページ

宮本輝 「錦繍」 「螢川/泥の河」 「幻の光」

武者小路実篤 「友情」

村上春樹 作品が多いため別のページ 

村上龍 「限りなく透明に近いブルー」 「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」

村山由佳 「星々の舟」

森絵都 作品が多いので別のページ

森鴎外 「舞姫」 「かのように」

森浩美 「こころのつづき」 「ほのかなひかり」 「家族の言い訳」 「夏を拾いに」 

「こちらの事情」 「家族ずっと」

森博嗣 「スカイ・クロラ」


や行以降の作家

矢口敦子 「償い」 「赦し」 「それでも、桜は咲き」

安岡章太郎 「質屋の女房」

矢月秀作 「リンクス」

矢作俊彦 「ららら科學の子」

山崎豊子 「不毛地帯1」 「不毛地帯2」 「不毛地帯3」 

「不毛地帯4」 「不毛地帯5」 

「白い巨塔1」 「白い巨塔2」 「白い巨塔3」 「白い巨塔4」 「白い巨塔5」 

「運命の人(1)」 「運命の人(2)」  「運命の人(4)」

「華麗なる一族(上)」 

山崎ナオコーラ 「手」 「人のセックスを笑うな」

山田宗樹 「天使の代理人」 「百年法(上)」 「百年法(下)」

山本周五郎 「つゆのひぬま」 「菊月夜」  「月の松山」

柳広司 「ジョーカー・ゲーム」 「ダブル・ジョーカー」 「パラダイス・ロスト」

柳田国男 「遠野物語」

山本文緒 「プラナリア」

唯川恵 「肩ごしの恋人」 「ため息の時間」

結城五郎 「心室細動」

柚月裕子 「最後の証人」

湯本香樹美 「夏の庭」

横山秀夫 「真相」 「64」

吉田修一 「横道世之介」 「あの空の下で」

吉村昭 「海も暮れきる」

よしもとばなな 「TUGUMI」 「キッチン」 「ジュージュー」

 
吉行淳之介 「原色の街/驟雨」

米澤穂信 「インシテミル」

米原万里 「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 「不実な美女か貞淑な醜女か」

リリー・フランキー 「東京タワー」

柳美里 「自殺の国」

綿矢りさ 「勝手にふるえてろ」 「かわいそうだね?」

アンソロジーと複数の著者 作品数が多いので別のページ



海外の作家と新書なども別のページに表示

海外の作家   新書など

※このページは編集のため、場所(日時)を移動します。
常に編集中です(汗)。

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2015年03月30日

「第三の男」

あまりにも有名な映画とそのテーマ曲。
グレアム・グリーンが脚本を担当しているとは知らなかった。

 

 

こんな動画も。

 

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レ・ミゼラブル、フラッシュモブin Orlando

世界的にファンの多いレ・ミゼラブル。フラッシュモブの映像。
こういった動画が見られるのはとても便利。

 

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2015年03月29日

「総理の夫」原田マハ

自分の妻が総理大臣になった!
この作品で泣けるとは思わなかった。

 

原田マハの作品は、「でーれーガールズ」「楽園のカンヴァス」以来。
まさか彼女が政治の世界を描くとは思わなかった。

野党の党首だった相馬凛子。
政界再編で初の女性首相になった。

夫の日和は財閥の次男で鳥類の研究をしていた。
護国寺の古い洋館に住む。
妻の首相就任で、彼の環境は大きく変化した。

***** **** ***** ****

作品は、夫である日和の日記で進む。
凛子との出会いが途中で紹介されているところは、構成の上手さが光る。

日和の兄、多和が凛子には何かと批判的。
その反面、母の崇子が凛子を理解し、援護する場面は多くの読者が泣いたはず。

脇役もいい存在感を出している。
政策秘書の島崎は、後に衆院選に立候補し当選。

日和担当の富士宮は不倫して妊娠。
辞表を提出するが、凛子が彼女を引き止める。
この場面もなかなか泣ける。

ストーリーが、原久郎や阿部を含めて「いい人」ばかりなこと。
表現ではなく「説明」で終わらせている点はマイナス。
しかし、政治を扱ったこんな作品があっていい。

現在のファーストレディーで「家庭内野党」の安倍昭恵
彼女が読んだらどんな感想を語るか聞きたい。

現実の政治はどうだろう。
福島第一原発事故が起きても、原発再稼動ありきの政権。
この作品のようにドラマとして泣ける要素はあるのだろうか。

***********************
関連記事

『総理の夫』 原田マハ (実業之日本社)  

『総理の夫』原田マハ

原田マハ『総理の夫』

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2015年03月28日

「恥辱」J.M. クッツェー

ノーベル賞賞受賞者で、ブッカー賞2回受賞作家の代表作。
大学教授の転落を描く。原題は「Disgrace」。

 

舞台は南アフリカ共和国。
主人公は教授デヴィッド・ラウリー52歳。

2回結婚し、二度とも離婚した彼は娼婦を買うことで性欲を満たしていた。
しかし、学生にまで手を出した彼は大学で訴えられ、結局辞職する。

田舎で娘ルーシーと生活するようになった彼。
しかし、そこに3人の男たちがやって来て・・・

***** **** ***** ****

まず、三人称で描かれたこの作品。
どうしてラウリーの独白でなかったのか。
この点で読者の一部は先を読むことから脱落したかもしれない。

ラウリーは決定的なものが欠けている。自分勝手でしかない。
女子学生から訴えられても反省ということを知らない。

よく50過ぎまで問題を起こして大学を追い出されなかったものだ。
女子学生がその後、どうなったかを気にしないものだろうか。

私にはまったく理解ができない。死ぬ動物たちには同情するにもかかわらず。
この「理解できない」という点は、女性読者でも同じではないだろうか。

その後、田舎での事件が起き、彼は「正義」を口にする。
彼が何を言おうとも、まったく説得力を持たないと考えるのは、私の考えが狭いから?

正直、「勉強のできるバカ」というのは困った存在だ。
こう考えたのが私だけではないということを信じたい。

さらに理解できないのが、娘であるルーシーの選択。
彼女はどうして別の土地に移ろうとしないのか。

これも理解できない。
ルーシーに賛同する読者はどれくらいいるのか。
特に女性読者に訊いてみたい。

ノーベル賞作家ということだったが、作品自体はとても読みやすかった。
これは原文もそうなのか、それとも翻訳が素晴らしいからか。

彼の作品は、「マイケル・K」や「夷狄を待ちながら」がある。
機会があれば読んでみたい。

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関連記事

『恥辱』J・M・クッツェー、鴻巣友季子訳(早川書房)  

「恥辱」〜男性中心・白人社会の逆転する南アフリカの予感。

J.M.クッツェー『恥辱』

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2015年03月27日

高校吹奏楽に、学園ドラマ最終回を見た

昨日、ある公立高校の吹奏楽部定期演奏会に行った。
生の音楽に触れ、大いに感動したし泣いた。

 

この時期、中学や高校の定期演奏会は「卒業コンサート」という意味を持つ。
部員たちは、いろんなことがあったはずだ。
学業との両立、親の理解不足や部内の人間関係。

指導者の要求に応えられないもどかしさ。
後輩たちは先輩との思い出がある。いろんな想いを胸に、演奏が始まる。

スローパートやソロでは、ごまかしがきかない。
単調なロングトーンをどれだけこなしたかが音に出る。

緊張感が伝わってくる演奏に、観客は大いに酔った。
ポップスステージもかなり楽しめる内容だ。

その高校でも、少子化の波が大きな影響をもたらした。
部員はやっと30人を超える。しかも女性部員ばかり。

人気の集まりやすいフルートや花形のトランペットでも明らかに不足していた。
大編成ではコンクールに出られず、小編成でコンクールに出た。
逆境にめげず、地区で金賞となり県大会まで進んだ。

その中にあって、すごい素材を見つけた。
パーカッションを担当する彼女は素晴らしい素質を持ち、「キレ」があった。
全国金賞のメンバーになってもおかしくないほどの実力。

こうした演奏者を放っておくことはない。
大学や市民楽団でもう一度、彼女の演奏を聴きたい。
演奏会が終わった後、声をかけた。

残念なことに彼女は進学するものの音楽からは離れるという。
進学先が、音楽活動をできない環境だからだという。

考えてみれば、全国金賞の主要メンバーでも音楽から離れる学生は多い。
実に多くの人材が失われているのが現実。

演奏会は、卒業する8人を紹介して終わった。
いつものように、涙で終わる演奏会。

パーカッションの彼女は指導者から、高く評価されていた。
「高いハードルを一度でクリアできる能力の持ち主」という紹介は妥当だ。

実は明日も演奏会に出かける。
今度はどんな演奏者に出会えるだろうか。

皆さんも、近くのホールに出かけてみるといい。
多くが無料の演奏会で、「学園ドラマの最終回」に出会える。

「このメンバーでの演奏が最後」という独特の雰囲気は、まさにプライスレス。
きっと泣けるよ。

素晴らしい演奏会だった

同じ時間を共有できたことを誇りに思う


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2015年03月26日

「リンクス」矢月秀作

身体能力の高い巡査部長が、巨大犯罪を暴く。
この作家の作品、初めて読む。

 

主人公は東京臨海中央署の日向太一。
地域課の巡査部長。かなり無鉄砲。

顔見知りの中年警備員が失踪した件を特命により捜査する。
テレビ局の警備を担当していた警備員はどこに消えたのか。

事件はトラックドライバーと同僚警備員が起こしたものと判断される。
しかし、日向は納得しなかった。独自に捜査を始める。

***** **** ***** ****

アマゾンでの評判が高かったので期待した。
しかし私には物足りない。何なのだこれは。

アクションシーンでもワクワクしないし、どう読んでも底が浅い。
嶺藤亮の存在は、東野圭吾のガリレオシリーズでの湯川を真似たのか。

現役警察官がテレビ局に不法侵入したら、懲戒免職になってしまう。
いくら猪突猛進の警察官とはいえ、この展開はありえない。

革命や薔薇の紋章、格差社会など、敵の言っていることがあまりに陳腐。
この作品を高く評価している人の気が知れない。

先も容易に読めてしまう。
日向と嶺藤は生きていて、独自に巨大な悪と戦う。
何しろ、警察内部にも敵がいるからだ、

3部のシリーズになるようだが、続きを読む必要があるのか。
鉄道やバスで2時間ほど移動する際、読むにはいいかもしれない。

私は運がよかった。
こんな作品を買うことなく図書館で借りて読めたからだ。

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2015年03月25日

「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ

長崎に住んでいたことを思い出す主人公。
ブッカー賞受賞作家の長編デビュー作。

 

原題はA Pale View of Hills(「女たちの遠い夏」を改題)。
イシグロの作品は「日の名残り」「私を離さないで」以来。
この作品を読めば、「日の名残り」のプロトタイプであることが分かる。

主人公は現在イギリスに住む悦子。
長女の景子は首を吊って自殺した。
悦子は長崎に住んでいた頃を思い出す。

長い回想が始まるが、景子のことはほとんど出てこない。
代わりに佐知子とその娘の万里子の話が続く。

その頃、悦子は妊娠3ヶ月から4ヶ月だった。
みすぼらしい家に住む佐知子。そして学校に通わない万里子と出会う。

佐知子はアメリカ人のフランクと共に、日本から出るということを考えていた。
しかしフランクはかなりいい加減で、佐知子の金を使い込んだりする。

***** **** ***** ****

長い回想という点で、「日の名残り」を思い出す作品。
回想の上手さという点で、イシグロは際立っている。
逆に言えば、回想こそイシグロの生命線。

悦子と佐知子は、互いにもうひとりの自分。
景子と万里子も同じ。結局悦子も日本を出てイギリスに住むのだから。

敗戦と同時に時代は大きく変わった。
夫の父、緒方は元校長で頭を切り替えることができない。

この点日英の読者は、解釈にどんな違いがあるのか。
とても興味深い。

翻訳は小野寺健。
訳者あとがきでイシグロ作品の世界を「薄明」と表現している。

解説は池澤夏樹。「日本的心性からの開放」というテーマで語っている。
作品に出てくる会話が英語で書かれていること。

自分を消しているのがイシグロの作風であると述べている。
司馬遼太郎が、作品中にしばしば大演説を行うことと比較。

しかし、司馬の場合は時代背景や心情を述べており、この比較は司馬に不利。
読者に受け入れられている点を考えれば、私は司馬を弁護したくもなる。

「日本人には本能的な自殺願望がある」(P9より引用)という点。
これは、果たして偏見や誤解なのだろうか。

ずいぶん長い間、日本では年間3万人の自殺者を出していた。
このことを考えれば、日本側として反論しにくい。

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関連記事

カズオ・イシグロの「遠い山なみの光」を読んだ!  

「遠い山なみの光」 カズオイシグロ を読んで

カズオ・イシグロ著 『遠い山なみの光』 早川書房

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2015年03月24日

「華麗なる一族(上)」山崎豊子

銀行経営者を描いた、山崎豊子の力作。
実業界と家族の愛憎。

 

万俵大介は阪神銀行頭取。
都市銀行では預金額10位だが、業界再編の動きがある。

大介は預金高を9位以内にし、「小が大を呑む」合併をしたい。
長女の夫、美馬中に合併候補となる銀行の調査内容を漏らすよう求める。

家には二人の妻がいる。妻妾同衾という異常な世界だった。
本妻の寧子は貴族の出で家事や子ども達の教育はできない。

彼女に代わって家を切り盛りするのが相子。
アメリカ人と結婚し、離婚経験のある彼女は語学ができ頭が切れる。
家庭教師として万俵家にやってきた。

閨閥作りのため、政略結婚が繰り返される。
執事として相子は縁談をまとめる。

長男の鉄平は東大で冶金を学び、今は系列の阪神特殊鋼で専務。
一貫生産のため、高炉建設に情熱を燃やす。

次男の銀平は銀行出課長をしているが、家に帰りたがらない。
縁談も人任せで、何事も覚めた目で見ている。

***** **** ***** ****

上巻から文庫で650ページと大長編。
力作ばかりの山崎らしい重さ。

今後、鉄平の念願である高炉建設はどうなるのか。
大同銀行との銀行合併は大介の狙い通りうまくいくのか。

鉄平は大介の子なのか。それとも、祖父の子なのか。
今後明らかになるはず。
銀平の結婚生活はうまくいくのか。

読んでいて感じたのは、名門の家に生まれると苦労が多いということ。
こんな家にいたら気が狂ってしまいそうだ。

というわけで中巻に続く。

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2015年03月23日

「砂漠の悪魔」近藤史恵

邪魔に感じていた友人の自殺。
そこから始まる中国大陸での逃避行。

 

物語の始まりは、夏樹の自殺だった。
中学、高校そして大学と一緒だった橋場広太は中国文学を専攻している。
夏樹は広太のことを親友と思っていたが、広太は夏樹を内心嫌っていた。

自殺の原因は広太にあった。
大学で演劇部に入った広太と夏樹。

先輩の桂と付き合うようになった広太は、桂に夏樹と恋人の不利をするよう求めた。
そして半年後に別れさせた。ただ復讐のために。

事情を知った夏樹の父親は、広太を葬儀の場から追い出す。
その様子を見ていた男がいた。

歌舞伎町にあるヤクザの事務所に呼ばれた広太。
脅され、中国に運び屋として行くよう言われる。

北京で雅之という留学生と出会う。
二回目に北京で事情を聞かれた広太はすべてを話す。

二人は北京を出て蘭州、酒泉へ逃げる。
酒泉には、ユウとシィの母娘がいた。

ヤクザの毛利が中国人の江と酒泉にやって来た。
暴力を振るう二人を、雅之とユウが殺す。

酒泉を出た4人は西を目指す。
ウルムチからカシュガルへ。そこで彼らが見たものは。

***** **** ***** ****

まず、スケールが大きな作品を目指したというのはよくわかる。
しかし、正直のところ消化不良に終わった残念な作品。

印象に残る言葉は多い。

罪を犯すということは、常に怯えながら生きることだ。
(P32より引用)

たぶん、人間は平和なときよりも、追い詰められたときに人を愛したくなるものなのだ。
(P59)

あらためてよくわかった。不幸は連鎖していくのだ。
(P247)

不幸の中にもモザイクのように美しいものは盛り込まれているのだ。
(P247)

人は自分のいるべき場所に帰るものだ。羊たちが羊小屋に帰るように。
(P251)

これだけ言葉を選びながら、大きなテーマを描ききれなかった近藤。
作家は、いつか「ブラックな作品」を出したいと思うのだろう。
重松清が「疾走」を出したように。

その挑戦する気持ちは買う。
しかし、描き切れていない。残念だ。

彼女には作家として大きな才能があるのは間違いない。
今後の作品に期待する。

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関連記事

「砂漠の悪魔」感想 近藤史恵  

近藤史恵/「砂漠の悪魔」/講談社刊

「砂漠の悪魔」近藤史恵

近藤史恵「砂漠の悪魔」

砂漠の悪魔 近藤史恵

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2015年03月22日

「走れメロス」太宰治

メロスは怒った。そして走った。
あまりにも有名な作品を改めて読んでみた。

 

シラクスの王ディオニスは人を信じていなかった。
彼の人間不信は多くの人を殺すという結果をもたらした。

怒ったメロスは王の兵士に捕縛される。
親友のセリヌンティウスを身代わりに、メロスは3日間の猶予を得る。
妹の結婚式に出るために。

途中、川の氾濫や山賊の襲撃などで時間を費やしたメロス。
果たしてセリヌンティウスの処刑までに間に合うのか。

***** **** ***** ****

今回読んだのは、昭和47年に出た新潮文庫。
こうした古本があるおかげで、有名な作品を再読できる。

人は、誰でも善なる心を持っている。
それを太宰は言いたかったのではないか。

ところであなたは、処刑されるかもしれない条件で身代わりになる友人を持っているか。
また、自分が身代わりになることができるか?

人間不信の王を批判できるほど、人を信頼しているか?
あなたの中に、ディオニスが一部でも存在していないだろうか。

まだある。
自分が少しでも人を信頼していなかったことを、正直に言えるか?
「殴ってくれ」と自分から言える人間だろうか?

この作品をただ「偽善的」「わざとらしい」と批判することはたやすい。
しかし、その批判者はどれだけ素晴らしい人物なのか、それを問いたい。

太宰が自殺したことは有名。
人の善を信じる彼だからこそ、行き詰まりを感じたのだろうか。
矛盾ということも言えるが、自殺が必然だったようにも感じる。

なお、この作品は著作権切れのため青空文庫で読むことができる。
再読したい方はどうぞ。

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電王戦でソフト反則負け、人間ガンバレ!

将棋のプロ棋士とソフトが対戦する電王戦FINAL。
第2局は高知城で行われ、ソフト側が反則負けした。

 

電王戦第2局 ソフト反則負け 「角成らず」王手 対応できず(東京新聞)

詳しくはここに出ている。

【速報】将棋電王戦FINAL 第2局 永瀬拓矢六段勝利 角不成を認識出来ず【棋譜】

王手を放置したんだから、決定的な負け。
プロ棋士はこれで連勝。勝ち越しまであと1勝となった。

永瀬六段は、角の不成をソフトSeleneが認識できないことを知っていた。
その上で同角不成を選択。

不成でなくても、永瀬の勝ちは変わらなかったはず。
そのくらい、優劣がはっきりした形勢だった。

ソフトは修行が足りない。
プロ棋士は毎日汗しているというのに。
(先日、ハッシーこと橋本崇載もNHK杯準決勝で二歩をやらかしたけど)

あと1勝、人間ガンバレ!

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2015年03月21日

「モップの精は深夜に現れる」近藤史恵

「天使はモップを持って」に続く、シリーズ第二弾。
清掃員キリコの行く先には事件が起きる。

 
 ↑映画「舞踏会の手帖」(" le carnet de bal ")

「悪い芽」

栗山は会社内でのコミュニケーションに悩む課長。
家では13歳の娘が口をきいてくれない。

職場では新入社員が二人来た。新しい部長も就任。
キリコが異変に気がつく。

キリコの言う「愛のある無関心」は名言。
世の父親たちは、耳が痛いかも。

「鍵のない扉」

5人しかいない小さな編集プロダクションに勤務するくるみ。
容姿と名前のアンバランスが気になる。

ある日、社長が出社しない。
自宅に行ってみると死んでいた。

彼女は喘息だったという。猫アレルギーだった彼女。
病死として処理されたがキリコは事件だと判断する。

「オーバーザレインボウ」

モデルの葵は恋人だと思っていたケンゾーに捨てられた。
同僚で葵より売れていたサーシャが妊娠し、父親がケンゾーだという。

沈む葵は事務所の屋上に閉じ込められる。
不穏な空気をキリコが察知、謎を解く。

 

「きみに会いたいと思うこと」

キリコの夫、大介の目線で描かれた作品。
祖母の介護をこなすキリコ。

トイレに行った際、祖母は転んで肋骨にヒビが入る。
キリコは1ヶ月旅に出たいという。

以前記事にした「シフォン・リボン・シフォン」と同じく介護が描かれている。
近藤は、このテーマに拘っている。

***** **** ***** **** 

「軽く読める謎解き」なのだが、実は喪失と再生の物語。
この深さが近藤の魅力でもある。

近藤と言えば、自転車ロードレースを描く「サクリファイス」シリーズ。
そして女性同士の人間関係について書いた「はぶらし」という作品もあった。

そればかりではない。時代小説も出している。
近藤史恵というのは、実は3人くらいいるんじゃないか。

いろんな引き出しを持つ作家の近藤。
今後も彼女の活躍に期待したい。

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関連記事

モップの精は深夜に現れる / 近藤史恵

モップの精は深夜に現れる/近藤史恵<キリコちゃんかわいいー>

モップの精は深夜に現れる(近藤史恵) 感想

『モップの精は深夜に現れる』 近藤 史恵

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2015年03月20日

「奇跡のタッチダウン(下)」ジョン・グリシャム

リーグ戦は9チーム8試合。
リックのいるパルマはどうなるのか。

 

緒戦に勝ったパルマは慢心していた。
続くミラノ戦ではまさかの敗戦。
次の試合も負け、チームは空中分解状態に。

リック自身、酒に溺れ試合に臨んでいた。
有力選手が試合途中で逃げ出すという事件も起きる。

だが、パルマはここで終わらなかった。
チームを立て直し、67試合も負けなしのベルガモに勝利する。

オペラ歌手ガブリエッラと別れたリック。
アメリカから来た交換留学生のリヴィと親しくなる。
両親が離婚騒動中のリヴィは、国に帰りたくない。

そしてベルガモ とのスーパーボウル。
両チームとも全力でぶつかり合う。

パンと合戦が続いたが、前半終了間際ベルガモがFGを成功させ先制。
0−3でハーフタイムに。

後半、DF陣がタッチダウンを許さない。
再度ベルガモがFGを成功させ0−6に。

第4Q、このままでは負けるパルマハ、リックがヘイルメアリーパスを投げる。
マスキのタックルを受け、倒れるリック。
リックの投げたボールをファブリツィオが追う・・・・

***** **** ***** ****

「こうなるんじゃないか」という予想通りの結末。
それでも、なかなかに楽しめた作品。

リックはこの後、どうしたんだろう。
フィクションなのに感情移入して登場人物のことが気になる。
軽いが、こうした作品を描けるグリシャムの作品が読者に受け入れられるのは当然だ。

アメフトを見たことがない読者は、何が起きているのか想像できないかもしれない。
日本人にとって、アメフトはマイナースポーツだからね。

ヘイルメアリー(ヘイルメリー)のメアリーは聖母マリアのこと。
「神様お願いパス」とでも言うべきか。

以前、日本テレビでNFL中継を担当していた増田隆生アナ。
彼がよく試合終盤にこの言葉を叫んでいた。

この作品、映画化されたという。
監督は「ヘアスプレー」のシャンクマン。映画としてはどうなんだろ。

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関連記事

ジョン・グリシャム著『奇跡のタッチダウン』  

「奇跡のタッチダウン」 ジョン・グリシャム

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2015年03月19日

「奇跡のタッチダウン(上)」ジョン・グリシャム

法廷劇で知られるグリシャムが、アメリカン・フットボールの世界を描く。
こんな作品を書けるんだなあ。

 

主人公は28歳のクォーターバック(QB)、リック・ドッカリー。
AFC優勝決定戦(勝てばスーパーボウルという試合)に途中出場。

17−0で勝っていた試合だったが、QBの故障で控えの彼が出る非常事態。
試合はそこから大逆転で負ける。3つのインターセプトと敗因は彼にあった。

リック自身もタックルを喰らい、意識不明で病院へ搬送された。
チームからは解雇され、移籍先も見つからない。

代理人が見つけた移籍先は、イタリアにあった。
しかも、NFLから見ればプロとは言えない組織。

パルマ・パンサーズはシーズン前の練習に入る。
開幕戦はナポリと。苦戦しつつも48−28で勝つ。

リックはオペラ「オテロ」を鑑賞。
その後、主演のオペラ歌手ガブリエッラと知り合う。

***** **** ***** ****

上巻は、約230ページと薄い。読みやすいのですぐ終わる。
日本人にとってマイナースポーツのアメフト。読者を選ぶか。

アメフトのヨーロッパは、日本人にはほとんど知られていない
だがNFLヨーロッパには日本人選手も挑戦していた。
本場アメリカでは歯が立たなくても、欧州ならまだ可能性があるからだ。

次の試合はミラノと。パルマは優勝することができるのか?
気になるガブリエッラとの関係はどうなる?

というわけで下巻に続く。

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2015年03月18日

「最後の証人」柚月裕子

佐方貞人シリーズの第1作目。
一見、単純な殺人事件だが、被告人は無実を訴えた。

   P1010180.JPG

事件は、ホテルの一室で男がナイフで刺されたというもの。
この件の背景には、過去に起きた交通事故があった。

裁判は、東京から離れた半崎市で開かれた。
ホテルの一室での殺人事件。一見、単純な事件だ。

弁護人の佐方は、かつてここの検事だった。
同僚検事が起こした事件をきっかけに弁護士になった過去がある。

被告人は容疑を否定。
検事は庄司真生。有罪が当たり前かと思われた。
最後の証人によって、真実が明らかにされるまでは。

***** **** ***** ****

真実を探り、明らかにすること。
この意味を考えさせられる作品。

裁判は、何のためにあるのか。
このことも大きなテーマになっている。

ある事件が起きる。正しく処理されないと恨みが残る。
その恨みが別の事件を起こす。

アガサ・クリスティの名作「オリエント急行の殺人」でもそうだった。
多くのミステリー作品が、これを題材にしている。
「13階段」(高野和明)もそうだ。

警察、検察が事実を隠しているケースは結構あるはず。
明らかにされていないだけで。

佐方が投げ捨てた秋霜烈日というのは検事がつけているバッジのこと。
裁判官は八咫の鏡、弁護士は表紙になっているテミスの天秤。

ご都合主義などツッコミどころはいろいろある。
だが1日で読める作品としてはいいんじゃないか。

この作品、テレビ朝日でドラマ化された。主演は上川隆也。
私は見ていないが、どんなドラマだったのだろう。

このシリーズ、すでに第二弾「検事の本懐」第三弾「検事の死命」が出ている。
読むかどうかは微妙なところ。

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関連記事

『最後の証人』柚月裕子  

証人によって・・・

(書評)最後の証人

「最後の証人」柚月 裕子 面白かった!!!

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タグ:最後の証人
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2015年03月17日

「無実(下)」ジョン・グリシャム

女性暴行殺害事件の裁判を描く後半。
冤罪と分かっているだけに読むのが辛い。

 

ロンの裁判は、でっちあげの証言により有罪の評決が出る。
量刑は死刑。陪審員も正しい判断ができなかった。

死刑確定囚として刑務所に送られたロン。
精神病が悪化する。

そして12年後、DNA鑑定により再審で無罪となる。
共犯とされたフリッツも無罪。

DNA検査は、グレン・ゴアが容疑者だと示した。
逃げるゴア。捕まり裁判で死刑判決を受ける。
(その後仮保釈なしの終身刑に)

冤罪の賠償訴訟は数百万ドルで和解した。
その後、ロンは肝硬変で病死する。

***** **** ***** ****

著者あとがきにあるように、こうした冤罪事件はどこでも起きる可能性がある。
日本もこの事件を「対岸の火事」と安易に考えないことだ。

すぐに思い出すのが足利事件。
初期のDNA鑑定が、いかにいい加減だったかを証明した。

この件については、「検屍官」(P・コーンウェル)でも述べたとおり。
再審で無罪となったが、検事が謝罪しないというのもこの作品と同じ。
肩書きが重い人は、謝罪すると何かを失うと考えているのか。

以下の記述が印象に残る。

制度が改善されないかぎり、おなじことはだれにでも起こりうる。
(下巻P239より引用)

なお、この作品に対し検察官のピータースンがグリシャムを名誉毀損で訴えた。
その後、この件は原告の敗訴となったという。

そのグリシャムだが、今後はフィクションの世界に戻ってくるという。
機会があれば彼の作品をまた読みたい。

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2015年03月16日

歌う修道女、実力は本物!

「天使にラブソングを」のリアル版?

 

この方、Christina Scucciaという。
イタリアのオーディション番組「ザ・ボイス」に出演した。

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