2015年02月23日

「不毛地帯5」山崎豊子

山崎の力作も、ついに結末を迎える。
石油採掘、そして自動車メーカーの提携話はどうなったのか。

 

イランの石油開発事業は、壱岐にとって最後の大仕事。
苦戦しつつも近畿商事とオリオンが落札。

キーマンは、国王専属のドクターだった。
インドネシアの架橋、黄の第二夫人、紅子から元王妃に。
そしてドクターというルートがつながる。

日本の公社グループは選ばれなかった。
石油公社総裁は更迭される。

だが、油井を4つ掘っても石油は出ない。
コストばかりが増え、近畿内部でも批判が高まる。

危機に陥った採掘。
壱岐は、イラン国王から日本政府に圧力をかける作戦に出る。

これが最後と5つ目の油井に賭ける。
兵頭が見つめる中、ついに石油は噴出す。

この知らせを聞いた壱岐は、里井副社長を社外に出すよう大門に進言する。
子会社の社長になった里井。

大門は棉相場で大損する。
担当部長は精神を病み、壱岐の忠告も聞かない。

辞表を持って、大門に退陣を求める壱岐。
大門は激怒するが、壱岐の思いが通じて相談役に退く。

多くの日本兵が眠るシベリアに向かう壱岐。
空港で鮫島と会うが、千代田自動車の提携が報道される。

**** ***** **** *****

長かった。でも読んでよかった。
これは、そんな作品だ。

石油が出ること、壱岐が退社することは読めていた。
シベリア抑留の会を谷川に代わって行うのも予想通り。

だが、里井は狭心症で死ぬと思っていた。
本社に戻る道を大門に打診されながら辞退するとは意外。

山崎は大学卒業後、毎日新聞社に入る。
上司はあの井上靖。

山崎豊子という作家が亡くなっても、作品は生き続ける。
戦争を語り継ぐという意味でも、彼女の作品は必要だ。

この作品を書くのに、どれだけ取材が必要だったか。
それを考えると頭が下がる。

この作品の後、続けて「運命の人」を読もうかと思っていた。
しかし山崎の作品は読むのにエネルギーが必要。
どうするか考えねば。

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ムーブメントの起こし方(TED デレク・シヴァーズ)

第一線で活躍する人が話すTED。
この動画は短いが役に立つ。

 

分野としては、社会学になるのか。
それとも行動心理学か。未組織集団という点では社会学。
こうした行動を解析すると、デモの成り立ちなどを理解するのが容易になる。

「皆が人がリーダーになれは効率が悪いかも」というのは当たり前だが斬新。
フォロアーが大切という役割分担も大切。

「恥ずかしい」から「乗り遅れるな」への変化。
日本人は、「他の人がやっているから」ということが、とても重要。

***** **** ***** ****

もうひとつ、「やる気に関する驚きの科学」も紹介する。

 

このダニエル・ピンクという人。
アル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めた実力者。

「動機とは何か」を科学するって、なかなか触れる機会がない。
こうした動画は新鮮だ。

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