2015年02月11日

「白い巨塔3」山崎豊子

ドイツへと旅立った財前。
大阪では、患者の佐々木庸平が亡くなった。

 

国際外科学会に出席した財前。
現地で手術を行い、高く評価される。

一方、浪速大学病院では佐々木氏が呼吸困難を起こしていた。
術後肺炎ではなく、癌性肋膜炎だった。

佐々木氏は苦しみ亡くなる。
財前は帰国と同時に佐々木の家族から訴えられたことを知る。

原告側の弁護士は、若手だが情熱のある関口。
財前は大物の河野を弁護人に立てる。

判決は原告側敗訴。
里見は山陰大学の教授を命じられる。

原告側の証人となり、財前に不利な証言をした報復人事だ。
里見は辞職願を書く。

**** ***** **** *****

この4巻で注目の注目は、何といっても法廷での白熱したやり取り。
山崎が、いかに詳しく医療裁判について取材していたかがよくわかる。

里見の選択も見逃せない。
組織か、それとも医師としての良心か。

里美は後者を選んだ。
似たような場面で、どれだけの人が彼と同じ選択ができただろう。

財前はドイツで、ホロコーストの現場となったダッハウを見学する。

 

03年に放映されたドラマ(主演は唐沢寿明)では、アウシュビッツだった。
財前にとって、ここが医師として人としての分岐点だったか。

もし、この時点で素直に誤りを認めていたら。
失点にはなっただろうが医師として誠実さを見失わずに済んだ。
人は高い地位を手に入れると、余計素直になれないものだ。

このままで終われば、「この世には神も仏もいないのか」となる。
原告側控訴により、裁判闘争は高裁に舞台を移す。

というわけで4巻に続く。

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遺体動画を授業に使う、三重でも

遺体の動画を授業に使う。
名古屋の小学校に続いて、今度は三重の中学でも。

 

三重の中学でも遺体動画=50代教諭が授業で(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

賛否はあるものの、日本には根回しというものがある。
いろんな現場で用いられている。

こうした報道で不思議なのは、どうして根回しをしなかったのか。
そうすれば、「そりゃまずいよ」という意見が出たはずだ。

しかも今回の三重では、50代の教師だという。
どういう結果になるか、想像力が欠如しているのだろうか。

栃木の中学校でも50代の教諭が同様のことをした。

「イスラム国」人質:遺体画像授業で見せる 栃木の中学校(毎日新聞)

「何でも右へならえ」とか、「多数派がいつも正しい」とは限らない。
でも、教員というのは意外に視野が狭いのかもしれない。

これも日本特有の「平和ボケ」なんだろうか

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