恥ずかしながら初めて読んだ。
舞台は大阪の浪速大学医学部。
第一外科の財前五郎助教授は、食道ガンの手術で知られる。
教授の座を狙っていた。
現在の東教授は来年に退官する。
だが、二人の仲は険悪に。
東は出身の東都大学から教授を推薦してもらうことに。
医局では財前支持で固まる。
財前を養子として迎えた父、又一は産婦人科医。
教授選挙に向けて経済的援助を惜しまない。
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ドラマは見ているので、内容はよく知っている。
だが、改めて読んでみると再発見したことが多い。
東には長男がいたものの病死していること。
里見の妻は父親が名古屋大学の医学部長であること。
それにしてもこの作家、作品はどれも力作。
今まで「大地の子」「沈まぬ太陽」などを読んだ。
選挙の結果とその後の財前。
知ってはいるもののどう表現されているか気になる。
というわけで第二巻に続く。
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