2015年01月30日

「ジェニィ」ポール・ギャリコ

少年ピーターは猫になってしまった。
知り合ったジェニィとの冒険が始まる。

 茶トラ 何か用?

ピーターの家庭は、彼をばあやに任せきり。
母親は出かけてばかりいるし、父親は軍人なので引越しばかり。

ある日、猫を追いかけたピーターは道に飛び出し交通事故に。
その際、白猫になってしまった。

痛い思いをし、濡れてしまったピーターを救ったのがジェニィ。
毛づくろいからネズミの捕り方まで彼女から教わる。

人を信用しないジェニィ。
かつて人に飼われていたものの、捨てられた経験が彼女にとってトラウマになっていた。

船着場の親切な老人は、飼い猫として二匹を受け入れようとしていた。
しかしスキを見て逃げ出してしまう。

二匹は船に密航し、グラスゴウへ向かう。
ネズミを捕まえるという役目を果たしながらの航海だった。

結局、ロンドンに戻ってきたジェニィとピーター。
だが、小屋のお爺さんは亡くなっていた。

ジェニィを懸けたピーターとデンプシーの決闘。
そして大団円。

**** ***** **** *****

猫の視線から見た人間の世界。
日本では送籍が描いた。海の向こうではギャリコが作品に残した。

作者のギャリコが亡くなっても、作品は永遠に生き続ける。
この作品を読んだ人たちの中で、ジェニィが生き続けるように。

塔の上に上ってしまい、降りられなくなるピーターとジェニィ。
猫は「降りられない」という状況に陥ることがある。
私の飼っていた猫もそうだった。

ある製麺所に嫁いだ女性は、かつて飼っていた猫についてこう語った。
製麺所はネズミが多くいる。そのネズミを老いたメス猫が捕まえた。

飼い主の前にネズミを並べておいたのだそうだ。
まるでジェニィとピーターのようだ。

この作品、猫好きの人にはよく理解できる。
好きでない人でも何割かは猫が好きになる。そんな作品だ。

***********************
関連記事

ポール・ギャリコ「ジェニィ」小説感想

ジェニィ ー ポール・ギャリコ  

ジェニィ(ポール・ギャリコ著)

***********************

*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。


posted by りゅうちゃんミストラル at 14:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。