古典的SF作品。原題「The Body Snatchers」。
舞台は西海岸の街、サンタ・マイラ。
主人公は医師のマイルズ・ベンネル。
ある日、家族が偽者のような気がするという悩みを聞く。
この街だけで、同じことを考えている人が何人も出る。
作家ジャックの家で、人になりかけを見つける。
「莢」が人に化けていたのだ。
電話は盗聴され、図書館の新聞は切り取られていた。
住人のほとんどがすでに入れ替わっていた。
ベッキィとともに逃げたベンネル。
追っ手が迫る中、どう結末に向かうのか。
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誰が本物の人で、誰が偽者なのか。
疑いを持つ恐怖が行間に出ている。
この作品は、SFプロトタイプ。
いろんな作家に影響を与えている。
S・キングなら、どんな描き方をしただろう。
無責任な読者としては想像するのが楽しい。
翻訳は福島正実。さすがに言葉が古い。
新訳は出ないのか。
地球上の生命は、どこからやって来たのか。
パンスペルミア説によると、地球外から来たことになっている。
その後、ソ連科学アカデミーのオパーリンが新雪を立てた。
地球の海から、生命は発生したという。
この二つの説は、どちらが正しいのか結論は出ていない。
ユーリ・ミラーの実験など、多くのことが試みられた。
次の世紀に答えは出るのか。
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