河野万里子の新訳(新潮文庫)を読んだ。
主人公「ぼく」はアフリカの砂漠に墜落したパイロット。
小惑星から来たという王子と出会う。
王子はいろんな星を巡ってから地球にたどり着いた。
王様のいる星、酔っ払いのいる星。
大人が変であるということを皮肉いっぱいに書いている。
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この作品が何故世界中で読まれているか。
それは、読む度に違う顔を見せるから。
翻訳の違いによっても差が大きい。
今回の河野万里子訳は私にも違和感なく読めた。
有名な「大切なものは、目には見えない」
フランス語の原文はこうなっている。
"Le plus important est invisible"
これも名言。
おとなは、だれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。
(このページから引用)
サンテックス(彼はこう呼ばれた)は、砂漠に落ちた経験あり。
飛行士として行方不明になった話は以下の本に書かれている。
「海に消えた星の王子さま」ジャック・プラデル
この本の155ページにこうある。
「死の真相は、いまだ謎に包まれている」
(本文より引用)
だが、上記ジャック・プラデルの本によると、彼はドイツ軍戦闘機によって撃墜された。
メッサーシュミットのパイロットがそう語っている。
「ライ麦畑でつかまえて」とともに、永遠のベストセラ−。
今後も世界中で読み継がれるだろう。
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