2014年12月16日

「卒業ホームラン 自選短編集・男子編」重松清

日本を代表する大衆作家、重松清が選んだ短編集。これはいい企画だ。
女子編とともに印税はあしなが育英会に寄付される。

 

「エビスくん」

小六のひろしには、心臓に難病を抱える妹がいた。
神の存在を信じ、いい子でいれば願いが叶うと思っていた。

彼のクラスにやってきた転校生エビスは大きかった。
ケンカも強かった。エビスにいじめられるひろし。

妹は話に聞くエビスが神の子だと考え、見舞いに来てほしいとひろしに言う。
約束してしまったひろしだが・・・

「卒業ホームラン」

主人公徹夫は甲子園出場経験がある。
少年野球の監督になった。

息子の智は補欠。
父と息子は野球では監督と選手に。

今シーズン、19連勝のチーム。
今日の試合を最後に、徹夫は監督を引退する。
次の監督が、試合を見に来ていた。

相手投手が素晴らしく、チームは完敗。
試合後、徹夫は息子と三球勝負をする。

「さかあがりの神様」

37歳の真一には小2の娘、葉子がいた。
さかあがりが苦手な葉子に教える真一。

真一もかつてはさかあがりが苦手だった。
しかし、神様が現れできるように。

「フイッチのイッチ」

小4圭祐の両親は離婚した。
彼のクラスに転校生の山野朋美がやってきた。
意地悪な女子にビンタを張った朋美。

二人には、親が離婚したという共通点があった。
運動会をきっかけに、両親を再び結び付けようという計画を立てる圭祐。

「サマーキャンプへようこそ」

妙に冷めた圭太は小5。
不器用な父とキャンプに出かけた。

石を茶色に塗って「うんこ」というのは発想が自由すぎるだろ。
鼻からウドンが出そうだった。

「また次の春へ トン汁」

小3の頃、母が倒れ急死した。
その時、 父が作ったトン汁は美味しくないが思い出深いものがあった。

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最後のひとつを除いて、再読。それでも泣けたし笑えた。
重松は、間違いなく日本を代表するストーリーテラーだ。

女子編は「まゆみのマーチ」。
知ってる作品ばかりだろうが読んでみよう。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 16:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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