2014年12月12日

「ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔」三上延

栞子の母、智恵子が出てきて大波乱の第四弾。
先を争うように、数時間で読んだ。文句なしに面白い。

 

「クラクラ日記」を妹の文香が持っていたことで、姉妹の関係は冷え込む。
店には智恵子から電話がかかってきた。

北鎌倉駅のホームにいた智恵子。
海外にいたが最近帰国したという。

店に依頼が来る。
鎌倉の家にある金庫を開けてほしいというもの。

その金庫は旧日本軍の特注品で、三重になっていた。
鍵と暗号がないと開かない。

依頼主は来城という女性。富豪の妾だった。
ガンで声帯を失っていたためうまく話せない。代わりに妹が説明をした。

もし金庫を開けることができたら。
かなり価値がある乱歩のコレクションを売ってくれるという。

栞子は、金庫を開けることができるのか。
金庫には何が入っているのか。

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まず、内容の濃さに驚く。核心部分については予想できなかった。
奥深い乱歩作品の世界と、物語の奥深さ。作者の研究が想像できる。
ヒネリの先にヒネリがある。どれだけの読者が予想できたのか。

私も乱歩の少年探偵団は小学校の時全部読んだ。
特に思い出深いのが「黄金仮面」。
来日したルパンが、明智小五郎と対決する。

販促用の仮面があるとは知らなかった。
乱歩がこの本を読んだら、泣いて喜んだだろう。

核心部分となった「二銭銅貨」も前に読んだ。
時間が無くて書評は書いてないものの、以下のページに記録として書いた。

読書の記録7

作品でも説明されていたように、乱歩のデビュー作。
時代を考えると、信じられない完成度。

傑作選では、探偵になる前の明智小五郎も出てくる。
ファンでなくても読む価値のある一冊。

カバーをかけた本を触れることなく題名を当てるというテスト。
栞子が見事に当てたのは驚き。
だがそれ以上に千恵子の深い考察には感心した。

第五巻をすぐにでも読みたい。告白の行方も気になる。
現在、図書館で14人待ちの状態。近い将来読むことになるはず。

書評(作家別一覧)

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posted by りゅうちゃんミストラル at 15:57| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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