2014年12月06日

「大いなる眠り」レイモンド・チャンドラー/村上春樹 訳

あまりにも有名な作品。原題「The Big Sleep」。
村上春樹による2012年に出た新訳。やれやれ。

 

33歳の私立探偵、ヒィリップ・マーロウ。
スターンウッド将軍に呼ばれ邸宅に行く。

足が悪く、老いた将軍は死が迫っていた。
娘が二人いるものの、甘やかされていたためトラブルの連続。

今回の依頼も末の娘、カーメンについてのもの。
違法カジノで作った借金がある彼女。
将軍に請求の手紙が来ていた。

マーロウの役目は、この件で話をつけること。
報酬は1日25ドル。プラス必要経費。
特殊な本を扱うガイガーの家に行くマーロウ。そこで銃声がした。

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会話と粗さがこの作品の特徴。
たとえば、問題の娘カーメンとの初めての会話。

「背が高いのね」というカーメンに対し、マーロウは「それは私の意図ではない」。
(会話部分、本文より引用)
こうした会話が盛りだくさん。

チャンドラーはデビューが遅く、この作品を出したのが51歳の時。
3ヶ月で書き上げたという。

アメリカのタイム誌で「百冊の最も優れた小説」に。
フランスのルモンド紙は「20世紀の名著百冊」に選出。

翻訳した春樹は「過剰さ」がこの作品の魅力だと「訳者あとがき」で述べている。
春樹はチャンドラーが好きで、オマージュの短編も出している。

カズオ・イシグロもチャンドラーに強く影響されたという。
双葉訳、清水訳と比較して、春樹訳はどうだろう。私には違和感なく読めた。

チャンドラーの作品は、過去「プレイバック」を読んだ。
今後も春樹の翻訳を読むべきか。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 16:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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