果物屋のマコトが事件を解決するIWGP第三弾。
かなり古いが今さらながら読んだ。
「骨音」
ギタリストのハヤトからライブのチケットを買ったマコト。
Gボーイズのタカシと出かけたマコトは、斬新な音を聴く。
ハヤトのギターはたいしたことないが、ボーカルとミキサーが売りのバンドだった。
同じ時期、 池袋ではホームレス襲撃事件が続いていた。
カツシン(仮名)という男から犯人探しを依頼されたマコト。
犯人はすぐ近くにいた。
骨を砕く音というのは斬新だが、肝心の謎解きがご都合主義。
犯人がすぐにわかってしまうのでは、フィリップ・マーロウも苦労しないはず。
こんなんでいいのか。
「西一番街テイクアウト」
アルパでマコトが出合った少女は11歳。
母親は連れ出しパブで身体を売っていた。
だが、ヤクザに嫌がらせをされていた。
マコトは「身体を売る権利」のため立ち上がる。
このエピソードでは、マコトの母親が活躍する。
昔学生運動していたらしい。
「キミドリの神様」
池袋で手回っている地域通貨「ぽんど」。
最近、偽札が出回っているらしい。
NPOの代表、オコノギから真相究明を依頼されたマコト。
内部反抗であることを突き止めるが、事件には裏があった。
この話は謎解きに一段深い背景があるという点が評価できる。
そういえば、最近地域通貨の話を聞かない。
どうなっちゃたんだろう。
「西口ミッドナイトサマー狂乱」
ハーフのエディは客引きをしていたが、ドラッグの愛用者でもあった。
危険で高価なスネークバイトという薬が出回っていた。
マコトはタカシに頼まれ、深夜幕張に呼び出された。
夜通し音楽で騒ぐレイブだった。
マコトは売人に罠をかけるため、池袋で無許可のレイブを計画する。
薬物とレイブ。薬にいいことなんてない。
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解説はクドカンこと宮藤官九郎。
この作品ではドラマの台本を書いている。
このシリーズ、ずっと続くんだけど読む気にならない。
今回のように無料で手に入った場合だけ読むことにしよう。
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posted by りゅうちゃんミストラル at 15:55| 東京 ☀|
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