大陪審が不起訴の判断を下し、現地では暴動が起きている。
黒人少年射殺の白人警官を不起訴 米ミズーリ州大陪審(asahi.com)
似た事件については、以前記事に書いた。
黒人少年射殺無罪に見る、アメリカという国
事件は今年8月にファーガソンという町で起きた。
起訴するか否かが今になって決まったのは、問題の根深さを証明している。
オバマ大統領はデモ参加者に平和的な抗議を求めた。
しかしこの件は根がとても深い。
解決までには長い時間が必要だろう。
もちろん、白人社会が問題解決を切に願っているという前提で。
黒人差別が現実として残っていることは明白だ。
もし黒人警官が白人を射殺したとしても不起訴になっただろうか?
ただ、暴動はさらなる悲劇の引き金にしかならない。
ここは、肌の色に関係なく「司法は間違っている!」という批判を行うことが必要だ。
似たような事件は、どこの州でも起きる可能性がある。
アメリカ国内では、黒人であることは生命の危険があるということなのか。
「黒人なら射殺しても不起訴になる」という前例を残したこの事件。
ルサンチマンは存在している。まずそれを認めることが必要だ。
これが「自由の国アメリカ」の現実だ!
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