2014年11月09日

「デッド・ゾーン(上)」スティーブン・キング

事故で意識不明となった男は超能力者だった。
キング得意の超能力もの。

 

主人公ジョン・スミスは高校教師。
恋人のセーラと祭りに出かけた。

屋台の賭けで500ドルも稼いだ彼。
何かが見えていたという。

その帰り、気分の悪くなったセーラを家に送りタクシーに乗ったジョン。
向かいから無謀な若者の乗る車と衝突した。

タクシーの運転手と若者は志望。
ジョンは深い昏睡状態のまま。

ジョンの父は息子が死ぬことを望んだ。
母親は狂信的状態に。
その間、 セーラは弁護士と結婚した。

実に4年半後、目が覚めたジョン。予知能力を発揮し話題となる。
記者を集めた会見でもその能力は発揮された。

もう一方の登場人物がグレグ・スティルソン。
聖書のセールスマンから町長になった。
上巻の終わりに下院選挙に出るため資金集めする。

***** **** ***** ****

ベトナム戦争やウォーターゲートによるニクソンの辞任。
今読むとアメリカの現代史が懐かしい。

キングは、超能力者の苦悩を描くのが得意。
「グリーンマイル」でもそうだった。
悪の描き方は「ザ・スタンド」に通じる。

下巻でジョンがキャッスルロックの連続殺人に挑むのは当然の流れだろう。
グレグはどう絡んでくるのか。ここまでの展開では読めない。

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鉄道ライター、種村直樹さん亡くなる

6日、鉄道ライターの種村直樹さんが肺がんのため亡くなった。
78歳。

 

鉄道ライターの種村直樹さん死去 汽車の旅テーマに作品(asahi.com)

種村氏は京大法学部卒で新聞記者出身。
「最長片道切符の旅」や気まぐれ列車と汽車旅。

日本各地の郵便局で貯金するという旅行貯金も彼によって広められた。
鉄道ライターとしては宮脇俊三氏(03年死去)と並ぶ人気ぶりだった。

両者の大きな違い。
それは、宮脇氏が控えめな表現方法なのに対し、種村氏は遠慮がなかった。
逆に、その点が一部のファンからは愛された。

種村さんの冥福を祈ります

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ラベル:種村直樹 鉄道
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