2014年11月13日

彗星に着陸成功!ロゼッタとフィラエの挑戦

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を調べるプロジェクト。
フィラエは史上初めて彗星に着陸した探査機となった。

 

着陸直前の彗星表面、写真公開 フィラエが撮影(itmedia)

これのどこが凄いのか。
それは、地球の成り立ちに関係している。

地球は水の惑星。その水がどこから来たか。
ロゼッタと着陸機フィラエが探る。

水の解析ができるのであれば。
地球上の水が彗星由来のものか否かが明らかになる。

さらに分析が進めば、地球上の生命がどこからやって来たか。
地球上で発生し、進化したのか。それとも地球以外からやって来たのかが判明する。

はやぶさ同様、今回の計画も苦労の連続だった。
小惑星に到達した後、2011年にワータネン彗星へ向かうはずだった。

しかし02年12月にアリアン5ロケットが爆発事故を起こし目標は変更された。
計画自体も欧州宇宙機関 (ESA) とアメリカ航空宇宙局 (NASA) の共同計画だった。
だがNASAは計画から離脱しESA単独事業となった。

はやぶさが小惑星イトカワに到着したのが05年のこと。
10年には地球に帰還した。

 

あの時、日本中がその快挙に沸いた。
擬人化が話題となったはやぶさだったが、今回はどうなのだろう。

すごいぞ着陸成功!おつかいできた?

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2014年11月12日

「星のかけら」重松清

都市伝説のような「星のかけら」を探した少年。
死ぬとは何か、重松はこう表現した。

 

主人公は小学六年のユウキ。
ヤノたちにいつもいじめられている。

同じ塾に通うマサヤから、「星のかけら」について聞く。
それを持っていれば、どんなことにも耐えられるという。

「星のかけら」は交通事故が起きた場所にある。
車のフロントガラスが砕けたものだ。

二人は塾の帰りに「星のかけら」を探しに行く。
そこで少女フミと出会う。

マサヤの兄、タカヒロは中二の不登校。
フミの死がトラウマになっている。

**** ***** **** *****

「小学六年生」に連載されたものを加筆し文庫化した。
前に読んだ「くちぶえ番長」を思い出す。テーマは「流星ワゴン」と重なる。

ヤノにはヤノの、マサヤにはマサヤの物語がある。
エリカが将来教師になれば、イジメを許さないだろう。

重松は家族を描く作家として知られている。
しかし、「カシオペアの丘で」
そして「きみ去りしのち」のように家族プラス命をテーマにした作品も多い。

以下の文章が記憶に残る。

「お守りなんて、自分の心の中にしかないんだから」
(P72)

「生きているひとは、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」
(P148)

「星のかけら」は存在するのか否か。
私は存在すると考える。それは、「青い鳥」(メーテルリンク)みたいなものだ。

今生きているという奇跡について語りたい重松の考えは理解できる。
ただ、彼はすでに国民的作家。もっと上手く表現できなかっただろうか。

「くちぶえ番長」と比較すれば、説明になっている気がする。
この程度で重松を高く評価してはならない。

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関連記事

星のかけら (重松 清):書評「覚えていてほしいこと」  

読書感想文「星のかけら」

『星のかけら』 重松 清

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2014年11月11日

「デッド・ゾーン(下)」スティーブン・キング

超能力者となったジョン。
キャッスルロックで起きた連続女性殺人事件に挑む。

 

手足の関節手術を乗り越え苦しいリハビリ後、実家に戻ったジョン。
保安官ジョージ・バナーマンに協力することとなった。

医師がジョンのことを保安官に漏らしたためだ。
情報を流した医師に対し怒るジョン。雪の中、事件の核心に迫る。

フランク・ドットの最期については気持ち悪さが残った。
キングの作品には、よくこうした場面が描かれる。

150ページを過ぎて、やっとグレグ・スティルソンが絡んでくる。
「危険な人物」という認識を持ったジョン。グレグは下院議員選挙で当選する。

実家を出て、学習障害で苦しむ高校生チャックの家庭教師となったジョン。
ジョンを雇った紡績会社経営、ロジャーの選択は正しかった。

高校を無事卒業したチャックはジョンに最大級の感謝を述べる。
しかしジョンが彼に触れた瞬間、卒業パーティーの会場が雷で火災に遭うことを知る。

ジョンの予知により多くの人命が失われた。
だが自宅でパーティーを開いたチャックは命拾いした。

ロジャーから評価を得ていたジョン。
しかしグレッグ・スティルソンが後に大統領となり核戦争へ進むビジョンが見えた。

激しい頭痛の中、ライフルを購入しスティルソン暗殺を計画するジョン。
決行の日がやってきた。

***** **** ***** ****

作品の中で描かれた、「もし1932年に戻ったらヒットラーを殺すか?」。
私なら殺す。何だかサンデル教授の講義に出てきそうな話だ。

「リプレイ」(ケン・グリムウッド)でも、過去に戻った主人公が描かれた。
似たような苦悩の末、JFK暗殺を食い止めようとする。
核戦争が起きた後の世界については、「渚にて」(ネヴィル・シュート)が詳しい。

キャッスルロックはキングの作品によく出てくる架空の町。
「スタンド・バイ・ミー」でもおなじみ。
ジョージ・バナーマンは「クージョ」にも登場する。

超能力者の悩みや不幸を描くというのはキングらしいところ。
事実、人は排他的な行動を選択しがちだ。

映画は83年公開(日本語版は87年)。
主演はジョンがクリストファーウォーケン。
スティルソンはマーチン・シーン。

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2014年11月10日

羽生、気になるケガは全治2〜3週間

グランプリシリーズの中国杯で負傷した羽生結弦。
全治2〜3週間だそうだ。

 

けがの羽生、全治2〜3週間 「皆様にご心配とご迷惑」(asahi.com)

6分間練習で起きた事故。中国選手と激突した羽生。
その後、棄権することなく転倒しながらも2位となった。
この件、ネットではごく一部だが「中国の陰謀」とか騒いでいる連中がいる。

何でも日中関係に結びつけるのは程度の低い人たちの言いそうなこと。
「中国版バイザイアタック」を本気で考えるのだろうか。
理解に苦しむ。

また、競技を続行させた選択は間違ってないなかったのだろうか。
日本人は感動ドラマが好きだ。だが、「棄権させる」選択はなかったのか。
今後検討すべき問題だ。

9日に帰国した五輪王者の羽生。
以下のコメントを出した。

「皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「まずは、ゆっくり休み治療したいと思います。今後のスケジュールについては、ケガの回復具合をみながら検討したい」

(上記朝日の記事から引用)

試合日程が詰まっていることから、「出たい」という気持ちは大きいだろう。
五輪王者としての責任もある。

だが、ここは思い切って休むのもひとつの選択。
後に後悔しない方法を彼自身が決めるべきだ。

出場は自分で決め、しっかり治せ!

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2014年11月09日

「デッド・ゾーン(上)」スティーブン・キング

事故で意識不明となった男は超能力者だった。
キング得意の超能力もの。

 

主人公ジョン・スミスは高校教師。
恋人のセーラと祭りに出かけた。

屋台の賭けで500ドルも稼いだ彼。
何かが見えていたという。

その帰り、気分の悪くなったセーラを家に送りタクシーに乗ったジョン。
向かいから無謀な若者の乗る車と衝突した。

タクシーの運転手と若者は志望。
ジョンは深い昏睡状態のまま。

ジョンの父は息子が死ぬことを望んだ。
母親は狂信的状態に。
その間、 セーラは弁護士と結婚した。

実に4年半後、目が覚めたジョン。予知能力を発揮し話題となる。
記者を集めた会見でもその能力は発揮された。

もう一方の登場人物がグレグ・スティルソン。
聖書のセールスマンから町長になった。
上巻の終わりに下院選挙に出るため資金集めする。

***** **** ***** ****

ベトナム戦争やウォーターゲートによるニクソンの辞任。
今読むとアメリカの現代史が懐かしい。

キングは、超能力者の苦悩を描くのが得意。
「グリーンマイル」でもそうだった。
悪の描き方は「ザ・スタンド」に通じる。

下巻でジョンがキャッスルロックの連続殺人に挑むのは当然の流れだろう。
グレグはどう絡んでくるのか。ここまでの展開では読めない。

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鉄道ライター、種村直樹さん亡くなる

6日、鉄道ライターの種村直樹さんが肺がんのため亡くなった。
78歳。

 

鉄道ライターの種村直樹さん死去 汽車の旅テーマに作品(asahi.com)

種村氏は京大法学部卒で新聞記者出身。
「最長片道切符の旅」や気まぐれ列車と汽車旅。

日本各地の郵便局で貯金するという旅行貯金も彼によって広められた。
鉄道ライターとしては宮脇俊三氏(03年死去)と並ぶ人気ぶりだった。

両者の大きな違い。
それは、宮脇氏が控えめな表現方法なのに対し、種村氏は遠慮がなかった。
逆に、その点が一部のファンからは愛された。

種村さんの冥福を祈ります

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ラベル:種村直樹 鉄道
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2014年11月08日

竜王戦、森内が1勝2敗に

第27期竜王戦七番勝負は第三局。
ここまで連敗の森内が勝ち、1勝2敗となった。

 

竜王戦第3局、森内竜王が熱戦制し1勝2敗に(読売新聞)

棋譜はここで見られる。

柿木将棋盤 81512 糸谷哲郎 vs 森内俊之竜王 2014-11-06 第27期竜王戦七番勝負 第3局

対局は帝国ホテル東京で行われた。
角換わりから挑戦者、糸谷七段が有利と見る棋士もいた。
森内自身、「終盤ははっきり負けだと思っていた」と話す。

今回の竜王戦は、ハワイで始まった。
挑戦者決定戦で羽生を破った糸谷七段が連勝と波に乗る。

しかし、永世名人の資格を持つ森内。
ここで無冠になるわけにはいかない。

第4局は20日に開幕。
場所は静岡県袋井市の「ヤマハリゾート・葛城北の丸」。
02年サッカーワールドカップで日本代表の合宿地となった場所でもある。

これで勝負としては面白くなった

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ラベル:竜王戦
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愛知県警、実弾50発を紛失

7日、愛知県警は警察学校で拳銃の実弾50発を紛失したと発表した。

   目

まさか、警察関係者が実弾を横流ししたとは考えられないが、物騒な話だ。
日頃から、いい加減な管理をしていたのではないかと疑いたくなる。

愛知県警、大丈夫?

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ラベル:実弾 愛知県警
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2014年11月07日

リベリアから帰国者が発熱、エボラ検査へ<陰性>

リベリアから帰国した都内の男性が発熱。
エボラ出血熱の疑いがあるとして国立感染症研究所で検査することに。

 

リベリアから帰国の男性が発熱、エボラ熱検査へ(読売新聞)

上記読売の記事によると、この男性は60代。
4日に入国し、リベリアに滞在していた。

エボラ出血熱はアフリカだけではなく、アメリカでも死者が出ている。
日本での患者が確認された「]デー」が今日でも不思議はない。

厚労省では以下のメッセージを発している。

エボラ出血熱について(厚生労働省)

「エボラ出血熱は、インフルエンザのように容易に飛沫感染する可能性は非常に低く」
「患者の体液に直接接触することにより感染するとされております」

(上記厚労省のHPより引用)

対応さえ間違えなければ、感染を防ぐことはできる。

追記

この男性は陰性だった。

とにかく冷静に対処しよう

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2014年11月06日

Piece of My Wish

今日、この曲が流れていたのを聴いた。

 

文句なしの名曲だ。

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2014年11月05日

「侵入」ディック・フランシス

悪質な新聞記事により損害を受けた妹夫妻。
チャンピオンジョッキーは彼らを救えるのか?

 

主人公は障害レースの騎手、キット・フィールディング。
双子の妹は、長年いがみあっていたアラデック家のボビイと反対されながら結婚した。
妹夫婦が経営していた厩舎は、新聞に誹謗中傷され経営危機に。

相談を受けたキットが真相究明に乗り出す。
しかし魔の手はキットにも襲いかかる。

ボビイの父メイナードは、ナイトの爵位を受けるかもしれない。
このことが、新聞記事に影響したのかしないのか。

妹夫婦の家に仕掛けてあった盗聴器。
これを回収に来た男二人の所持品をきっかけに反撃開始。

新聞社に謝罪文を載せるよう要求したキット。
黒幕は誰か、何故ボビイを狙ったのか。
キットはこの大きなトラブルを、どう解決するのか。

***** ***** ***** *****

悪質な記事に対し、粘り強く挑むキットはシリーズの大きな特徴。
騎手に対する八百長の誘いは、どの程度あるものなのか。

キットと王女の競馬に対する愛情には感心した。
私は競馬場に行ったことはないが、初めて行くなら馬券を買わずに楽しみたい。

このキッド、別の作品でも再登場する。
複数の作品に出てくるのはたった二人(もう一人はシッド・ハレー)。
続編でキットの活躍をぜひとも読みたい。

各章の終わりが続きへの導入になっている点は、フランシスが作家として成長した証。
テレビのようなドラマ的効果があったと言える。

解説は2011年に亡くなった児玉清。
大河ドラマ「武田信玄」撮影での落馬について語っている。
彼も、競馬シリーズの愛読者だったのか。

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ノーベル賞中村教授の面談を拒否した日亜化学

青色発光ダイオードの研究でノーベル賞を受賞した中村修二氏。
かつて所属した日亜化学との対話を申し込んだが断られた。

 

ノーベル賞:中村教授「非常に残念」 日亜化学の面談拒否(毎日新聞)

中村氏と日亜化学は、かつて研究成果への対価について対立。
裁判で争った歴史がある。

ノーベル賞をきっかけに、関係修復を望んだ中村氏。
しかし、日亜化学のコメントは以下のように冷たかった。

「弊社に対する深い感謝を公の場で述べておられ、それで十分。貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるようお祈りしております」
(赤字部分、上記毎日の記事から引用)

対話を拒否するとは、心の狭い会社のような気がする。
確かにノーベル賞受賞が決まった後も「怒りが原動力」とか中村氏は発言していた。
だが、快挙と言える研究成果に対し2万円の報奨金しか出さなかったのも事実。

これでいいんだろうか。
「お互い素直になれなかった部分がある」と認め、握手すればいいのに。

「話せば分かる」は幻想なのか?

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2014年11月04日

尊厳死、命は誰のもの?

脳腫瘍で余命半年と宣告された29歳の女性。
11月1日に薬を飲んで亡くなった。

 

“尊厳死”宣言通り死亡 「さよなら世界のみなさん」(asahi.com)

この件については、以下の記事に書いた。

死ぬ権利と尊厳死、29歳女性の決断(追記あり)

命は誰のものなのか、人によって答えは違う。
国や宗教によって大きく違うはず。
ということは、答えがひとつではないことを意味している。

今後、似たケースで「尊厳死ツーリズム」は認められるのか。
家族はどう判断すればいいのか。延命治療はどこまで行うのか。

はっきりしているのは、今回のケースが終わりではないということ。
今のうちに、家族と話し合っておく必要がある。

日本では、人の死を話題にすることが少ない。
ハレとケ、そして穢れという考えがあるからだ。

しかし、止まない雨がないように人はいつか死ぬ。
人が死亡率100%であることは、誰もが知っている。
遺族のことも考え、死をどう迎えるかについてはよく考えておく必要がある。

あなたは大丈夫ですか?

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ラベル:尊厳死 脳腫瘍
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2014年11月03日

脳腫瘍のバスケ選手、麻痺した体で4得点!

脳腫瘍で「12月の先に命はない」と余命宣告された女性バスケ選手。
試合に出場し、麻痺した体で4得点を記録した。

 

脳腫瘍のバスケ選手 特例措置で初の公式戦出場「夢がかなった」(スポニチ)

マウント・セントジョセフ大の1年生、ローレン・ヒル19歳。
彼女は手術不可能な場所に脳腫瘍がある。

NCAA(全米大学体育協会)は彼女の体調を考え、日程を変更した。
そしてハイラム・カレッジ戦(3部)に出場。

試合会場も1万人以上収容する大きなアリーナに変更。
しかもFOXで生中継された。チケットは開始30分で完売。

「一度だけでも娘をコートに立たせてほしい」という両親の願いはかなえられた。
しかも左右両方の手でシュートを決めた。

この動画を見た人は、背番号22の選手を忘れないだろう。
同じ病気で苦しむ人たちにも、大きな支えになったはずだ。

この報道を知って、私は「十二番目の天使」(オグ・マンディーノ)を思い出した。
私と同じように感じた人も多かったはずだ。

ローレン・ヒル、偉大な選手だ

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面白動画!(OK Go - I Won't Let You Down)

とにかくこの動画を見てほしい。

 

紹介したくなる気持ち、理解できる?

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2014年11月02日

駒大4連覇、全日本大学駅伝

駒大は強かった。4連覇で史上最多の12回目の優勝を決めた。
明大、青学、東洋と続いた。

 

駒大4連覇、最多V12=明大2位、青学大3位−全日本大学駅伝(時事通信)

先日、出雲駅伝は台風のため中止になった。
そんな中行われたこの大会。

駒大は1区からトップに立ち、そのまま独走。
勝負という点では面白くない大会だった。
MVPは横手健(明大)。5区での区間新記録が光った。

箱根は駒大が優勝、2冠達成するのか?
それとも明治や青学が止めるのか。

駒澤のライバルと見られていた東洋の4位は意外。
箱根でこの借りをどう返すのだろう。

箱根で駒大が2冠を決めるのか?

それとも別の大学が防ぐか?


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2014年11月01日

「エトロフ発緊急電」佐々木譲

真珠湾攻撃をアメリカは知っていた?第3回山本周五郎賞受賞作。
ベルリン飛行指令」の登場人物が一部登場する。

 

主人公は日系アメリカ人の斉藤賢一郎。
高卒後、船員を経てスペイン内戦に義勇軍として参加。
アメリカ国内で殺人事件を起こし、告発しないことを条件にアメリカのスパイとなる。

米軍基地内で訓練を受ける斉藤。
教官はテイラーと日本に留学経験のあるキャスリン。

斉藤への指令は、日本に潜入し主力艦隊の動きをアメリカ側に報告すること。
日本には、朝鮮人の金森とアメリカ人牧師スレンセンが協力する。

金森は日本の炭鉱で働き、塵肺に。
その後タコ部屋に入れられ、棒頭を殺害して逃亡。日本を恨んでいる。

牧師は中国で恋人だった娘を無惨に殺された。
この二人の憎しみはとても深い。

ABCD包囲網の中、日本は真珠湾攻撃を選択する。
機動艦隊を択捉島単冠湾に終結させることが決まった。

一方、択捉島では、駅逓の主人となった岡谷ゆき。
ロシア人との混血で、男を追いかけて島を出た過去がある。
この駅逓にはクリル人の宣造がいた。

艦隊の動きを追うため北に向かう斉藤。
東京から青森、函館、根室、そして択捉。
東京憲兵隊の磯田軍曹が追いかける。

***** **** ***** ****

文庫で600ページを超える大作。
しかし読みにくさはなく、次のページが気になる面白さ。

少なくとも、日本人作家のスパイ小説としては最高に近い出来。
スパイ小説としては柳広司による「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」
「パラダイス・ロスト」のシリーズもある。
長編の力作という点で、本作品は抜きん出ている。

読者は歴史的事実を知っている。となれば、作家の力量が問われる。
「どうなったか」ではなく「どう描くか」。この作品は人を描けている。

右傾化した読者なら、南京事件と朝鮮人に対する描写が気になるはず。
特に最近は、従軍慰安婦に関する朝日新聞の誤報が大きな話題となった。
今この作品を読むのは意味があったということなのか。

太平洋戦争時の北方領土を描いた作品といえば、「終わらざる夏」(浅田次郎)を思い出す。
私は「エトロフ発緊急電」のほうが興味深く読めた。

斉藤や金森、スレンセンは、時代に翻弄された。
差別や戦争がなければ別の道があったに違いない。

佐々木による戦争三部作は「ストックホルムの密使」が未読。
近いうちに読まなければ。

文庫の解説は長谷部史親。
この作品が「針の眼」(ケン・フォレット)と似ていると述べている。
こちらも未読なのでいつか読まなくては。

書評(作家別一覧)

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関連記事

佐々木譲 『エトロフ発緊急電』 この完成された戦時スパイ小説の傑作を再読する

佐々木譲 エトロフ発緊急電

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