体の弱かった息子の弘海。
体調不良は何を意味するのか。
↑作品に少しだけ紹介されていた映画
この作品は、父親のモノローグで進行する。
体を鍛えるためにスイミングスクールに通ううことになった弘海。
12歳の時、急に体調が悪くなった。
両脇には傷ができた。医者も原因を突き止められない。
水泳選手としては下位にいた弘海。
急に成績が上がり、大会で優勝するまでになる。
その後、プールで会った少女も同じ症状が出ていた。
そして、少女の父親はネットで海外にも同じ症状の子がいることを突き止める。
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私は勘違いをしていた。
ただ単に息子の弘海が難病で死ぬんじゃないかと予想していた。
物語はさらに深い部分を描いていた。
私がこの作品を読んだのは、俳優の児玉清さんが高く評価していたから。
そうでなければ05年に出たこの作品を手にすることはなかっただろう。
読んでいて思い出したのが
「幼年期の終わり」(アーサー・C・クラーク)。
新人類ということであれば、
「ジェノサイド」(高野和明)も関連があると言える。
そしてテレビドラマ
シークエスト。
第2シリーズに出てきた乗組員は、人工的なエラを付けていた。
地球上の生命は海から発生した。そういう説がある。
旧ソ連の科学者オパーリンは英国生まれのホールデン同様、そう考えた。
隕石の内部に生命の源(種子のようなもの)があり、地球にやってきたという考えもある。
これをパンスペルミア説という。
海は生命の母でもあり、進化の場所でもあるのか。
この作品からはいろんなことを考えてしまう。
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posted by りゅうちゃんミストラル at 17:08| 東京 ☀|
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